ハンコ9割以上廃止?押印廃止が実現の可能性

   2020/10/23

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「行政手続きのハンコの9割以上を廃止できる見通しがある」として話題になっています。

河野大臣は押印廃止を巡り、各省庁に対して廃止が可能かどうかの回答を求めていました。

その結果、9割以上を廃止する見通しとなり、残りの例も精査中だということです。

必要の無い形式だけのハンコは見直す必要がありますが、それと同時に本当に必要な捺印処理が最適なものかを今一度見直して頂きたいです。

そのうえで「法律が押印を求めているということは理由にならない」と強調し、実質的にほぼすべての押印を廃止できるという認識を示しました。

欧米ではハンコは使用してないのだから、その気になれば100%廃止も可能のはずです。

是非実現して頂き、民間企業にとってのお手本になってほしいです。

 本来なら、そのためのマイナンバーカードのはずです。

せっかくできた新しい仕組み。

セキュリティ面も強化してはんこ文化に変わる新たな制度になってほしいし、そうすることが行政の仕事だ。

押印廃止が進むのは、効率化という点で素晴らしいです。

日本のDXは官民問わず遅れていると指摘されます。

日本のデジタル競争ランキングは、欧米は愚か、アジア諸国と比べても低い23位でした。

しかし忘れてはいけないのが、DXの本質は、ただIT化するというだけでなく、これまでのやり方に疑問を持ち、抜本的に効率化するということにあるということです。

判子をただ電子手続きに置き換えるだけでなく、そもそもその手続きが必要だったかという観点で改革を進めることが、官民問わず求められています。

役所の何かするのにハンコが必要で、本人が目の前にいて身分証もあるのにハンコが無いからダメ、そのくせ他人が自分のハンコを持っていたら通っちゃったりするのはなんとかならないでしょうか?

行政の窓口手続きでは、窓口で面前で記入すれば個人は既に押印不要です。

事前に署名した文書でも「これは自署ですか?」などと尋ねて「そうです」と言っただけで「自署」の認定をすることもあります。

押印のない文書は「自署確認」などのスタンプを押します

行政よりも実は民間の方が押印を要求していることが多い

でも、ここ数年、役所関連の申請書などはほとんど「自署の場合は押印を省略できる」って場合が多い。

裏面に小さい文字で書いてあって、窓口の人もそのことを知らなかったりして、押印を求められることもある。

その場合は「裏に本人自署の場合は押印は省略できると書いてあります」と教えてあげてる。

判子は手彫りで唯一無二だから意味があるので、機械彫りが主流で、3Dプリンターまで登場して印影から偽の判子を偽造できる時代に、判子に頼るのは時代遅れです。

本人のサインの方が第三者が真似しにくいから効力が重くすればいい。

偽造が簡単にできてしまうハンコが本人のサインより効力があるというのは日本くらいのようです。

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