Airbnbが大量解雇の裏事情!エアビーアンドビーの信用問題と未来予想
新型コロナによる不況で、アメリカでも多くの企業が解雇通知を余儀なくされています。
旅行需要の壊滅で大打撃を受けたAirbnbもそのひとつです。
同社のブライアン・チェスキーCEOは、解雇せざるを得なかった1900人の従業員に向けて「涙の映像メッセージ」を届けて、他社と比べても手厚い解雇手当を約束しました。
サンフランシスコにある自宅アパートで2カ月近くにわたって一人きりで仕事をしてきたAirbnb(エアビーアンドビー)のチェスキーCEO(38)は、ビデオカメラに向かって涙を流した。
チェスキー氏はウェブカメラから何千人もの従業員に対して、原稿を読み上げた。
新型コロナウイルスによって旅行業界が打撃を受けて、Airbnbも同様に大変な試練に立ち向かう事になった。
そのため、それぞれ部署を縮小し、従業員を解雇しなければ乗り切れいない事態に陥ってしまったのを告白しました。
その数時間後には、Airbnbの労働力の4分の1ほどの1900人の従業員が解雇を告げられた。
こうした態度が「リーダーシップのお手本」として共感や称賛を呼んでいた一方で、Airbnbの従業員や元従業員からは、「エアファム(Airbnbのファミリー)」と言われるような家族主義を掲げてきた同社が、最後まで従業員を守り抜こうとしなかったことに対する批判が噴出しています。
不満が全く残らないリストラなんてありないでしょうし、完全に100%公平リストラなんて夢物語です。
Airbnbの大量解雇に関しても、大いに悩み抜いて、思慮深く計画した上で決断した結果だと思われます。
この決断の評価が問われるのはこれからです。
大量解雇を行って多大な影響を及ぼしてでもサービスの提供を決めた本質的な価値を、止まらないコロナ禍においてきちんと経営継続できるのか試されているわけです。
従業員のモチベーションを高め、会社に対する忠誠とも値するような「家族主義」は今まで評価されてきました。
Airbnbの成功を目の当たりにし、Airbnbの企業文化を取り入れようと意識している企業も多いでしょう。
このコロナ禍において解雇された従業員の気持ちは不安であり、これからの将来に対して悲観する気持ちは十分に共感できます。
しかし、これまで働いきた企業に対して、非難やクレームで反発する行為は許容できる行為だとは思えません。
企業としては、あくまでも生き残るためのことを最優先させた戦略を講じるしか選択肢はない。
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