日本の若者の自殺率が異常!死因1位と芸能人の自殺増の関連性

   2020/11/08

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 厚生労働省による2019年の「人口動態統計」の発表を聞いて驚愕した。

驚かされるのは、15歳から39歳までの死因の第1位が「自殺」であることです。

5歳ごとの年齢階級別に表示される死因の順位を検証するとよくわかります。

2人に1人がなるとされる「がん」よりも多い。

しかも、10歳から14歳まででは、「自殺」が死因の第2位を占め、2017年には同年齢階級の第1位になっている。

さらに、2019年の統計で40歳から49歳までの死因の第1位は「がん」、第2位は「自殺」。

50歳から54歳までは「自殺」が第3位、55歳から59歳までで第4位、60歳から64歳までで第5位になる。

 国内の日本人の自殺者数は、3万2000人を超えた2003年をピークに、年々減少傾向にある。

ところが、20代、30代の死因の第1位が「自殺」は、すでに20年以上も不動となっています。

これほどまでに若者が自ら死を選ぶ国は、先進国のなかでも日本だけで異常です。

国会議員の間でも問題視するところで、自殺問題に関する超党派の議員連盟もあるのに、一向に変わらない。

米国、中国に次ぐ世界第3位の経済大国でありながら、若者にとっては生きづらい国であることを統計が示している。

相次ぐ芸能人の自殺の年齢層を見ても、この事情に当てはまっている。

日本は、同年齢層の自殺者が多すぎる構造で、芸能人の自殺報道で鮮明になってきたと受けとめられる。

現在のところ、コロナウイルスによるストレスと自殺を関連づけるものは実証されていません。

もし新型コロナウイルスの自粛による影響が大きいならば、今後は自殺者数が20代30代に限らず全体的に増えてくるかもしれません。

新型コロナ関連死であって、本来の20代、30代の自殺の多さを解決するものにはならない。

 日本は他者に対して厳しすぎる社会という意見もあります。

世間一般の普通の基準が高すぎるからです。

すべての人に聖人であることを押し付け過ぎているため、良い部分を見ないで悪い部分を指摘する人の声がSNS等の拡声器で大きくなりすぎている。

精神を病んでいるのもなかなか言い出せない。甘えの一言で済ます年配の人も多いです。

「出る杭は打たれる」「村八分」という言葉があるように、少しでも周りと違うと叩きまくりパッシングする。

そしてルール好きで、遊びがないからグレーゾーンが出来るとルールを振りかざして叩きまくる。

こうなると排他的な国民性が根付いているのかもしれません。

確かに、貧困者が自死をしてるわけでもなく、貧富の差はアメリカより少ない。

それなのに、先進国でワースト。

日本人の生き辛さは日本人の他者への気持ちにあると思う。

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