香港安全法巡り、日本は中国批判声明に参加拒否
香港への国家安全法制の導入を巡り、中国を厳しく批判する米国や英国などの共同声明に日本政府も参加を打診された。
しかし、拒否していたことが分かったと複数の関係国当局者が明らかにした。
中国と関係改善を目指す日本側は欧米諸国に追随しないことで配慮を示したが、米国など関係国の間では日本の対応に失望の声が出ている。
新型コロナの感染拡大などで当面見合わせとなった中国の習近平国家主席の国賓訪日実現に向け、中国を過度に刺激するのを回避する狙いがあるとみられる。
ただ香港を巡り欧米各国が中国との対立を深める中、日本の決断は欧米諸国との亀裂を生む恐れがある。
政治家は国民の代表として選ばれているんだから、誰が反対したのか、賛成したのか、はっきり公表してほしい。
中国寄りの立候補者には絶対投票しなくない有権者は多いでしょう。
この件で中国に忖度した議員を全員明確にしないのはどうしてでしょうか。
地理的にも経済的にも中国と衝突するわけにはいかないってのはわかる。
でもそれとこれはとは別だろう。
こうやってバランスをとってるつもりでどっちつかずでいるから国として世界中から信用されないのかもしれません。
日本国民に対しては世界中から賞賛の声が上がってるのに国民の努力を全て帳消しにしてしまうのでしょうか。
「日本の決断は欧米諸国との亀裂を生む恐れ」とありますが、EU諸国もこの声明とは距離を置いているはずです。
米国を中心としたファイブアイズの諸国はともかく、欧州と亀裂を拡げることにはならないような気がしないでもありません。
香港は元々中国のもの。戦争によって一時的に奪われたもの。それが返還されて今は中国の領土なんですから、諸外国がいちいち言う事ではないです。
逆に日本が、例えば領土を奪われ、100年後に返還され、その後どのように統治するかを、奪った側が口出ししたら怒るでしょう。
日本人は、中国のやる事ははじめからマイナスに見る傾向があると思います。いけない事だと思います。
世界地図を見れば一目瞭然ですが、日本の周りには、完全な民主主義国家は極めて少ないのです。
中国の北にはロシアが対峙している。韓国と北朝鮮は未だに休戦中です。
中国の南のベトナムも社会主義国です。
憲法上、軍を持たない日本が、安易にアメリカやイギリスに同調できないのもわかります。
日本は日本独自の判断をしました。欧米に失望されることとはあまり関係ありません。
国によって違うので、「誘われたから」「失望されるから」で参加するのは違います。
人権はもちろん尊重されるべき問題です。
しかし、そのやり方が日本が違うと思えば、日本のやり方で対処していけば十分です。
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