政府が金利あげたくない理由とは?借金増加の債務超過、内需優先は危険
政府が金利上昇してほしくない理由は、金利上昇すると政府の利払いが増えるからです。
現在、日本政府は約1000兆円の債務を抱えています。
先進国のなかでは尋常ではない債務超過している水準です。
日銀はゼロ金利政策を継続している限り、政府の利払いはわずかな水準に抑えられています。
ところが、日銀が金利を引き上げるとなると、一変してきます。
日銀が金融政策を変更し、日本の長期金利が今の米国並みに上昇した場合、理論上、日本政府の利払い費は増加して、最終的には約35兆円となるといわれています。
将来と現在のどちらかを優先するのかによって話が違います。
日本の内需優先した経済システムが破綻しているのを理解するべきでしょう。
日本は内需を優先すぎて、生産を中国に任せすぎているのは危険です。
中国側からの強い要請が過去にあったのは事実です。
ところが、日本は生活必需品に至るまで中国からの輸入に頼るといより依存するしているに等しいです。
輸入が急拡大する一方で、輸出業界は停滞していって、貿易赤字が定着してしまった。
日本国内の景気が悪くなる一方です。
雇用悪化したり、ブラック企業やブラック労働環境が拡充してしまい、悲惨な労働事情となってしまった。
どう考えても、内需拡大を目指した経済構造が成り立たないのは明白です。
輸入業種は弱体する内需のせいで苦しんでいます。
景気回復するためには国内生産の活発化するのが必須です。
欧米などが地産地消を率先しているのに、日本はほとんどできていないのが問題です。
国家として成立していくための経済観念がどこか欠落しているのは残念です。
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