外国人観光客にマスク促進に疑問!岸田首相「日本のルール」発言は観光立国を後退
岸田文雄首相は2022年5月27日の衆院予算委員会で、外国人観光客の受け入れ再開と入国者数上限の引き上げに関して、旅行会社などを通じてマスク着用の徹底を求める考えを明かして話題になりました。
「日本のマスク着用ルールに従ってもらわなければならない」と発言して賛否の声が巻き上がりました。
観光客にはツアー添乗員の指示を守ってもらいたい意向だが、本当に実現するのか疑問の声も上がっています。
また、ビジネス関係者や留学生に関しても、受け入れ先の企業などにもマスク着用を促しています。
ウクライナ危機に伴う燃料高騰を踏まえ、原発再稼働を積極的に進める意向も示した。
日本が、2021年版の旅行・観光開発ランキングで初めて首位となったが、外国人にきてもらうためにマスク着用を促すのはマイナスになるかもしれません。
日本ではマスク着用の義務がなく、あくまで任意です。
政府は、旅行会社を通じて外国人観光客に着用を誓約させようとしているのかもしれません。
しかし、日本国内ではあくまで任意です。
場所や状況によって、マスクつけるのを推奨されてはいるものの、法的からみて義務でないのを強要してはいけないという考えもあります。
岸田首相が発言した「日本のルール」とはいかなるものなのか、その根拠を明らかにしてほしいです。
もしそのルールが守られない場合、国土交通省が指導すると答弁したという報道もあります。
訪日外国人にだけ「着用ルール」に同意させて、守らなかった場合に何らかの制裁を加えるというように示唆すれば、外国人差別や強要に該当する可能性もあります。
マスクをしてほしいという気持ちなのは理解できるが、外国からの観光客を従わせることはできないはずです。
マスクを着けなくてはならないルールは日本にはないし、あくまで要請にすぎません。
法的義務がないものに従う必要はないので、マスクをしない外国人がいるのは仕方がないです。
外国人が悪いわけではないのに、マスクしていない外国人を攻撃する日本人が出てくるかもしれない。
外貨獲得を狙えるほど、観光業の飛躍を阻害してしまう恐れもあります。
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