日本が財政破綻しない理由!ギリシャ・アルゼンチンが債務不履行なった原因
アルゼンチンやギリシャは財政破綻した経験があります。
だから日本も危ない、と思っている人が少なくないです。
しかし、日本の国債は、自国通貨の円建てなのを忘れてはいけません。
外国人もわずかですが日本の国債を持っているとはいえ、すべて円建てです。
つまり、政府の借金は完全に日本円建てとなります。
これに対して、アルゼンチンの場合、自国通貨ではない「米ドル建て国債」を売却しました。
諸外国から借金したおカネを返済できなくなってしまい、財政破綻に追い込まれました。
1998年、ロシアが財政破綻したときも同様で「米ドル建て」の負債でした。
アルゼンチン・ペソ建て国債、ロシア・ルーブル建て国債であっても外国人が購入したがらないので、米ドル建てを販売したのです。
2015年にギリシャの財政破綻は、政府の借入がEU共通通貨「ユーロ建て国債」だったのが原因です。
欧州中央銀行だけがユーロ発行できます。
そのため、ギリシャ政府が無断で貨幣を刷って借金を返すということは不可能でした。
その点は、日本は自国通貨発行権を活用して、全て日本円建ての国債を発行して販売できているのは珍しいです。
政府が自国通貨建ての国債で破綻するようなことは、事実上あり得ません。
歴史上、自国通貨建ての借金を返済できなくなった国は存在しません。
アメリカが米ドルで借金しても、日本が円で借金しても、返済時に政府がおカネを調達することができる。
どんな国でも、政府が自国の通貨で借金している限り、おカネを調達して返済することができます。
繰り返しますが、なんといっても中央政府は、国の通貨を発行する権限(通貨発行権)を持っている限り、簡単におカネをつくり出して借金を返すことができる。
この見解からわかるように、自国通貨建ての借金で破綻してしまう無能な政府なんて存在するわけがないです。
自国通貨建ての国債を発行している日本政府が国債発行した借金を返せなくなり、ロシアやアルゼンチン、ギリシャのように財政破綻することはありません。
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