東京五輪、飲酒禁止!政府・組織委員会の理由と迷走に賛否、販売も断念
東京五輪・パラリンピック組織委員会は、大会会場でのアルコール飲料の販売をやめ、飲酒を禁止すると発表した。
新型コロナウイルス感染症対策として時間帯などに制限を設けるなどして提供する方向で検討に入っていたが、厳しい批判にさらされ、与野党からも異論が出ていた。
記者会見した組織委の橋本聖子会長は「少しでも国民に不安があれば、断念しなければならない」と述べ、スポンサー契約を結ぶアルコール飲料会社「アサヒビール」の同意も得たことを明らかにした。
関係者向けラウンジも酒類の提供を見送る。
観客のアルコール飲料の会場持ち込みについては、もともと禁止する方針だった。
「酒類提供停止」という政策の感染者数減少への効果を証明した研究は現在のところ不明確です。
理屈というお酒禁止の効き目があるのかを想定できます。
しかし、それは想像だけの価値観にすぎないです。
実際にどこまで酒類禁止の効果をもたらすのかについては、臨床研究で確認されてもいないですから憶測とも言える!という意見もあります。
お酒禁止が「感染対策」と扱われているものの、マスクやソーシャルディスタンスとは原理原則が違います。
立証さえできない感覚的な結論であり、その判断根拠や是非の議論は、大会の性質上、利害関係者の存在があるからなのでしょう。
わかりやすい矛盾をはらんでいるため、パブリックビューイングの問題と同様に、すんなり納得して理解が得られないだろうと思います。
とはいえ、この判断の紆余曲折ぶりは、五輪開催の支持や組織委員会への信頼を落としてしまうことに繋がるのではないでしょうか。
スポンサーの意向ばかり気にしているという事実です。
酒が禁止ならその根拠をきちんと示せばいいのに、曖昧で不明確な言い訳にしか聞こえない。
この迷走ぶりには呆れてしまいます。
日本の状況、一般市民や飲食店に強いている状況からしたら、オリンピックは無観客にしてしまい、有観客ならお酒は提供すべきでないのは当たり前の流れになるでしょう。
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