ワクチン接種遅い日本の原因と問題
日本はワクチン接種への対応の遅れている。
欧米諸国と比較するとワクチン対応がどうして遅れているのでしょうか?
ワクチンには副作用のリスクが伴うため国内での治験が重視され、承認手続きが進んでいない。
国内では2020年12月、米製薬大手ファイザーから承認申請がありました。
厚生労働省は、他の先進国で承認されているなどの条件を満たせば審査手続きを簡略化する「特例承認」の手順に沿って審査を進める。
一方、日本人に投与しても安全かを確認するために原則国内でも治験が必要という方針にこだわっています
2月までに終了予定の日本人約160人を対象とした治験の結果を見極めて判断する。
最短で2月に承認されても、一般向けの接種は今春以降にずれ込む。まずは医療従事者から優先接種を始め、続いて重症化リスクのある高齢者への接種体制を整える。
基礎疾患のある人、高齢者施設職員らは4月以降とみられる。
G7先進国の中で、日本だけがワクチンが認可されていないのが現状です。
副作用の危険性より感染抑止のメリットを理性的判断から接種に踏み切ったのだが、日本は100%の安全を求める臆病な国民性と、揚げ足取りばかりのマスコミがタイアップして、副作用リスクを許さない。
そのため責任を取りたくない厚労省の役人はできる限り承認はしたくないのだろう。
国産ワクチンには、追加治験データを要求したため、実用化は先延ばしになっているようです。
マスコミ側としてもワクチンを早々に容認するような特集を企画してアピールしても副作用の責任取れない。
そのため、ワクチン接種に否定的になっていると見受けられます。
そもそもファイザーもモデルナもアストラゼネカもジョンソン・エンド・ジョンソンも、数万人規模の臨床試験を実施している。
COVID-19ウイルスの性質から、ワクチンや治療薬の有効性と安全性を臨床試験で立証するためには大規模の被験者が必要です。
日本国内で160人程度の被験者で治験を行っても、有意な統計データは得られない。
アビガンの場合がそうであった。
平時であれば問題ないが、今は全国民が困窮し、人命が失われている緊急時なのに、厚労省はのんきな対応で大丈夫なのか心配です。
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