クラウン後継モデルに賛否両論!SUV型に変更とセダン離れの理由
トヨタ自動車が、高級セダン「クラウン」の後継モデルを世界で販売することが話題になりました。
クラウンは国内向けに販売されており、トヨタを代表する車が世界展開することになる。
15代目となる現行タイプの後継車は、スポーツ用多目的車(SUV)に似た形に変更し、セダンよりも背が高い「セダンプラス」という新たなカテゴリーとなる予定で「クラウン」の名前は残す。
クラウンは、トヨタ初の本格的な量産乗用車として1955年に発売。
「いつかはクラウン」のキャッチコピーで、あこがれの高級車として人気を集めた。
バブル期の90年には、年間の販売台数が20万台を超えたが、2019年の販売台数は約3万6000台と、全盛期の5分の1以下に減少した。
高級車ブランド「レクサス」とのすみ分けが難しくなったことや、SUVの人気の高まりで、セダン離れが止まらない勢いです。
2022年頃に投入し、最初は国内で販売を始め、次に世界販売していく計画とみられる。
世界的に人気が高まっているSUV使用に改革するほうが、世界展開を計画する上でも有利に働くと判断したのでしょうか。
セダンが売れなくなったが、トヨタとしてはクラウンの名前だけでも残したいのだろう。
内需縮小する現状を踏まえると、海外展開する為にSUVとして変化していくのは時代の流れとして仕方がないでしょう。
クラウンの名前を関するならボディサイズや小回り等が国内に配慮されたものであるべきという声もあります。
ボディサイズも世界基準に巨大なものになるならそれこそクラウンの良さが活きてこないという姿勢です。
世界でマーケット戦略を図るために巨大化するならクラウンである意味は無いからです。
そもそもクラウンは以前として一定層の人気があります。
ただし、問題はその一定層の減少傾向がとまっていないことです。
ユーザーにどんなに人気があっても販売台数が減れば収益予想が厳しくなってきます。
損益分岐点売上高の限界に達してしまったならば、トヨタとしても苦渋の決断は仕方がないでしょう
従来のクラウン愛用者がSUVに変更されても購入するのかどうかは未知数ですし、それほど多くないでしょう。
そういう意味では顧客を失うことにはなりますが、
SUV型のクラウンに魅力を感じる新規顧客を獲得できるのかが最終重要です。
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