大学受験のAO・推薦が急増!学力差や偏差値など問題と批判
大学のAO(アドミッションオフィス)入試・推薦入試が増えています。
大学入学者の半数近くにのぼり、私大に限ればすでに5割を超えている現状です。
大学と生徒それぞれのニーズが募集拡大につながり、AO・推薦入試の専門塾も誕生しています。
高校生に自己認識や将来ビジョンを問うため「育てる入試」と言われている試験が話題になっています。
一般入試より早いAO・推薦入試で合格を勝ち取る生徒が増えている。
一芸に秀でた一部の学生だけが対象」というイメージは今となっては古いです。
文部科学省によると2018年度の国公私立大入学者に占めるAO・推薦組の割合は45%、私立大に限れば52%に達しているほどです。
難関校も募集枠の拡大に力を入れ、慶応義塾大学は湘南藤沢キャンパス(SFC)にある総合政策学部・環境情報学部でAO・推薦の定員を21年度の新入生から1.5倍の300人に増員。
早稲田大学も政治経済や社会科学など多くの学部でAO・推薦型の入試枠を増やし、一般入試による入学者数を逆転する長期目標を掲げる。
国立大学協会もAO・推薦の定員を21年度までに3割に拡大するのを掲げているそうです。
ただし、この風潮が必ずしも良い傾向だとは言えない。
知り合いのお子さんの私立高校は中堅進学校で、、指定校推薦は成績の低いクラスに分配されています。
上位クラスより進学実績が上がった!という奇妙な結果になったそうです。
下位クラスで空きがある指定校推薦に関しては、実権もつ先生による独断と偏見でお気に入りの生徒に充てられるという噂があります。
これが本当なら政治家や会社員の派閥のようにも思えます。
それほど学力がなくても評価認定を優遇してもらえて、中堅大学、偏差値60前後に入れるのに疑問を感じます。
こうなると推薦にも学力試験を課した方がいいと思います。
AOや推薦が一概に言えんが、一般組と相当な学力差あるのは明白です。
ちなみに、某県の私立大学では推薦が定員の4割ほどになっているそうです。
その煽りを受けて一般入試の枠が減って難易度アップして偏差値が上がっている!これでは本末転倒でしょう。
AOなのか、指定校推薦なのか、一般推薦なのかで学力の差が違う。
付属高校からの内部進学組は相当に学力が劣る傾向です。一番マシなのは一般推薦だと聞いたことがあります。
スポーツや芸能など、幼い頃から本気でやってきた人はAOや推薦にも意味があるのだろうが、一般受験生は基礎学力による入試を重要視するほうが賢明でしょう。
どうも将来楽をするために大学へという忌まわしき古き慣習が今の日本を造りだしているように感じる。
今は子供の数が減って、定員割れする大学が増加しています。
受験前から大学側の競争が始まっているのが事実です
つまりこの問題は少子化を無視してどんどん大学設立認可して、飽和状態にした国の責任も考えられます。
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