円弱い日本の裏側!日本製品とサービスが外国で割安な原因

   2021/03/12

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aモノやサービスなど日本の価格がますます安すくなっているのが目立ってきています。
世界6都市で展開するディズニーランドの入場券は日本が最安値で米カリフォルニア州の約半額。
100円均一ショップ「ダイソー」のバンコクやマレーシアやシンガポールなどの店頭価格は円換算で200円を超えているケースもあります。
日本での買い物が割安だと感じるため訪日客が増えていますが、その反面では世界と比べて日本人の労働賃金が伸び悩む一方で物価の低迷を招くという負の循環となっています。
海外の駐在員たちが必ず言うことは、日本ほどグルメが美味しく安い国はないということです。
牛丼並が380円。割引クーポン利用するとテイクアウトで300円。
アメリカやシンガポールから帰国する度に日本の物価の安さを痛感します。
ハンバーガー価格の違いから為替水準を探る英エコノミスト誌の「ビッグマック指数」の結果も興味深いです。
ある月の計算によると、日本で390円のビッグマックは米国では5.74ドル。
同じモノの価格は世界中で同じ一定価格だと条件付けすると、為替レートは1ドル=67.94円。
ただし、実際は1ドル=110円前後で30%強円安です。
こうなると円換算するとドルで売られるビッグマックが高値だと感じます。
日本に住み続けていると、なかなか気づきにくいですけど、イギリスやフランスに滞在しているときに一時帰国すると、日本の物価が安すぎて買い物しまくっていたのを思い出しました。
高品質で劣化が少ないものを破格な安さで購入できる国は本当に珍しいです。
レストラン、スーパー、お弁当など食事にしても何でも安価で美味しいし、ワンコインでも素晴らしいです。西海岸では10ドル以下でまともなランチにありつけません。
また、昔は高価だと言われていた日本の製品・サービスですが今となっては時代遅れの産物です。
他国が着実に成長する一方で、日本が「失われた20年」でモタモタしている間に、世界は大きく変化変容していました。
このような状況だったからこそ、自由貿易の利点が享受できるでしょう。
農作物も日本産が安価になっています。
この機に応じて、コメ関税などの「聖域」に踏み込んで全面的に見直すのも悪くないかもしれません。
タイヤやフィリピンを訪問していると8年ほど前に滞在していた時よりも物価が数倍ほど上昇しているのでビックリします。
このような経済状況を垣間見ると、日本は国も日本人も貧困に向かっているのをひしひしを感じます。
国内にいると格差社会を声高に主張している政党もあるが、国全体が停滞しつつあるのを認識して抜本改革が必要だと思います。

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