日銀が物価上昇に対応できない原因!債務超過と量的緩和継続など対処手段がない背景

   2023/07/24

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中央銀行が債務超過になったとしても乗り切れる条件が学術研究で論評を残されています。

第一に、債務超過が長期化しないて極めて短期間だと認識されている状態。

第二として、中央銀行の債務超過が国の金融機構を救済するためであって、中央銀行の本体の運営は適切に実施されている。

第三は、国の財政健全化の過程において、これかも税収によって中央銀行の債務超過を解消できる見込みが明確である。

これらが債務超過を乗り越える条件とされているが、日銀は上記条件を一つさえも満たせないのが実情です。

他国の中央銀行が量的引き締めしている一方で、日銀は他国の流れと真逆で量的緩和を続けています。

量的引き締めよりも、継続して量的緩和をしていないと、長期金利が上昇して、日銀は巨額な債務超過を背負うことになるからです。

日本の物価上昇が強まっているときに、日銀が適切に対応する手段が乏しい原因の一つは、債務超過が大きくなりすぎているからだという意見にも納得できます。

物価上昇しても為す術もない日銀は、果たして中央銀行の役目を果たしているとは疑わしいという主張さえネット上で飛び交っているそうです。

日本円が紙くず化するかしないかはさておき、円をドル資産に替えておくほうが賢明でしょう。

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