丸亀製麺が英国進出!ロンドンでうどん大人気、コロナ禍で欧州展開の理由
丸亀製麺(神戸市)は2011年のハワイへの出店を開始し、中国、ロシア、台湾、フィリピン、インドネシアなど国内外に1000店舗以上を展開する。
21年7月には、イギリスのロンドン1号店をオープン、同時に欧州展開を本格化すると発表し、話題になっています。
コロナ禍でのオープンにもかかわらず、初日は開店前から約100人が行列するほどの盛況。
いまでもだ行列が続き、売り上げは右肩上がりだという。
世界的に不安定な情勢のなか、なぜ運営するトリドールホールディングスの丸亀製麺は欧州に狙いを定めたのか興味深いです。
■ロンドン進出できた理由
20年7月、トリドールホールディングスは、欧州の外食産業専門投資ファンド「Capdesia Group Limited (キャプデシア・グループ・リミテッド)」と、合弁会社「MARUGAME UDON (EUROPE) LIMITED(マルガメウドン・ヨーロッパ・リミテッド)」を設立。
翌年にロンドン店をオープンした。この狙いは、どこにあるのか。
7年前にロンドン進出をあきらめていました。
2014年に準備室を立ち上げ、本格的にロンドン進出を検討していました。
手頃の不動産が見つから断念。
その後も、出店の機会をうかがっていたところ、コロナ禍で賃料が大幅値下げされていることを知り、欧州進出へのアクセルを一気に踏みました。
ロンドン1号店は、好立地にもかかわらずコロナ前より30%安く、2年間の無料期間まで付くという。。
市内でも利用客が多いターミナル駅のリバプールストリート駅から徒歩数分。
ここをフラッグシップとしつつ、Capdesia Group Limitedと組んでの26年3月の欧州100店舗を視野に入れて展開しているので今後の仕掛けも楽しみです。
ロンドン1号店は、伝統的なメニューと現地のニーズをくんだメニューを融合させた。
定番メニュー「ぶっかけ」3.95ポンド(約600円)、「釜揚げ」3.45ポンド(約520円)は、本場の讃岐うどんを味わってほしいとの思いから、ロンドン店でも展開。
海外店で人気が高い「ダブル豚骨」7.45ポンド(約1120円)、「チキン白湯」5.95ポンド(約900円)、「カツカレーうどん」6.45ポンド(約970円)。
さらに、ビーガンメニューを新開発。
野菜でだしを取るなどして『かけ』の味を再現したビーガンメニューを展開しています。
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