塾なしハーバードの母親に賛否両論!子供の可能性と子育て論
幼児から高校生まで無学年制のオンラインとオフラインの英語教室を主宰する女性の「ロケットスタート型」という独自の英語学習が話題です。
主催者の一人娘さんは、海外滞在経験なしに大分の公立高校からハーバード大学に現役合格&首席卒業したとのこと。
聞こえがいいし、広告宣伝としてはインパクトあります。
一方で、「塾なしハーバード」という用語に違和感を覚える人は多いです。
「塾なし」という文言について、他人でも再現性のある教育メソッドがあるのか疑問の声があります。
母親自身が塾を経営して他人の子供を教えている理由も気になるようです。
高校教員免許を持つ母親が幼児期から付きっきりでマンツーマンで教育したから塾に行かなくてハーバードに行けた!という表現のほうが正確な情報という立場の意見です。
ハーバードに行く事だけが「優秀」という物差しでは無いかと思います。
子供が持っている可能性や能力を最大限引き出してあげる言葉をかけてあげるのが大切だと伝えているなら分かります。
読み手が誤解するような宣伝文句は止めたほうが良いという声もあります。
素直に誰とのコミュニケーションも肯定的な表現をしよう!とか、勉学に限らず子どもを伸ばすには失敗を恐れない、チャレンジを怖がらないように接するのも大切です。
「楽しい家庭で子育てすれば子供は伸びる」というこの女性の意見は間違っていないが、「子供を否定せず子供の個性を伸ばしてあげる」という言い方のほうが適切だと感じます。
楽しい家庭=子供が伸びる!と断定するところに疑問を抱く人がいるからです。
子供の資質にもある程度は左右されるのが現実です。
親が教授、教師、高学歴、研究者など何かしらの能力があれば遺伝している可能性は大いにあります。
家庭教師や塾講師などしたことありますが、優秀な子は少し教えればすぐ習得するしいくら教えてもできない子は習得が遅いです。
得手不得手や興味のあることは子供によって違います。
その子に合った方面で応援してあげられる親であるほうが賢明でしょう。
また。本当に誰にでも当てはまるのを証明するには、規模のあるかつ長い期間の検証が必要です。
何パターンも試していかないと、一つの成功例を見いだせないし、そんなものは存在しないのではないのでしょうか。
スパルタでも食らいついてきて伸びる子もいれば、やる気がなくなる子もいる。
ほめて伸ばそうとしたら、勘違いして自信だけの実力なしの子になる場合もあれば、伸び伸び育つ子もいる。
肝心なのは、子どもの性格を見極めて、一番伸びる方法を見つけること。
でも、それができたら誰も苦労しない。
結局、親は経験と自分の意思を子供に伝承していきます。
つまり、生まれた環境と成長していく環境というのは重要であって、ここに行きつくのが現状の落としどころになりそうです。
今回の方の意見をどういう風に捉えるかで良くも悪くも子の未来は変わっていくのでしょう。
と、いうことで否定度合いを減らす努力を私はしていこうと思いました。
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