コロナ禍でオフィス不要論を徹底検証!Googleなどイノベーションの裏情報

   2020/12/14

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「オフィス不要論」「オフィス消滅」という用語が新聞やネットメディアで観るようになった。

コロナ禍が収まった後もリモートワークなどの在宅勤務が主流することで、オフィスが不要になるという意見もあります。

本当にオフィスが要らないとは思えません。

オフィスは単に社員が仕事をする場所だけでなく、会社の成長に欠かせない重要な機能も提供しているからです。

 Googleは、イノベーションの創出に欠かせない場所として、オフィスを活用している。

Googleの幾つかの偉大なイノベーションはオフィスでの社員同士の何気ない会話から生まれたことが分かっている。

そのため、Googleはオフィスに多大な投資をし、社員が来たくなる魅力的なオフィスにしている。

社員が来たくなる魅力的なオフィスにして、結果的に社員同士の「casual collisions」を促し、イノベーションの創出を狙っている。

Googleはオフィスをイノベーションの創出に欠かせない場所であると考えている。

■イノベーションは、オフィスで何気ない会話が重要

オフィスは社員が仕事をするという物理的な機能だけでなく、イノベーションの創出を支えるインキュベーション機能も提供している。

イノベーションのような高次なものでなくても、似たような事例は身近に溢れている。

仕事では直接関わりがないがオフィスに来ることで知り合った人に仕事を助けてもらった、その人のおかげで仕事をスムーズに進めることができたといった経験がある人は少なくないはずです。

もしオフィスがなくなれば、このようなインキュベーション的な機能が失われ、イノベーションが生まれづらい組織になる恐れがある。

リアルな出会いやちょっとした会話からイノベーションが起こるということは、従来から指摘されていました。

自宅からできる仕事であれば、オフィスに毎日行く必要はないと思いますが、「オフィス不要」だとまでは思いません。

アイディアはオフィスでの雑談の中から生まれることが少なくないです。

何気なく立ち話しすることで、周囲とのコミュニケーションも円滑になります。

ブレストするのにもやはりメンバーが物理的に集まれる場所があったほうが良いです。

何気ない雑談の中から起きるイノベーションもあるでしょうが職種にもよるでしょう。

月に数回、週に数回の出勤というのもあるでしょう。

一方で、イノベーションが求められない仕事は在宅やテレワークで十分ということになります。

従業員同士の何気ない会話に「価値がある」と考える企業は経費をかけて素敵なオフィスを用意し続けるでしょう。

その反対に、それに価値を感じないと考える企業は、オフィスに高額な価値を認めないでしょう。

オフィス不要論に流されるのではなく、オフィスワークとリモートワークの組み合わせにより、さらなる価値創造を追求しましょう。

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