理容業・美容業の倒産激増の理由!過去最多、過当競争を検証

   2021/06/16

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「理容業・美容業」は、バブル末期の1989年以降の30年間で最多になるほど倒産しているそうです。
これまで過去最多だった2011年の118件を8年ぶりに上回った。
件数は2016年の82件から4年連続で増加し、増勢が強まっている。
2019年の理容業の倒産は14件(前年比6.6%減)で前年から1件減少したが、美容業は105件(同10.5%増)と大幅に増加し、明暗を分けた。
理・美容業は、大都市を中心に店舗が乱立し、過当競争が続く。
人口減少や顧客の高齢化などで顧客囲い込みが激しさを増すなか、1000円カットなど低価格チェーンも台頭し競争が過熱化している。
小資本でも独立できる業界なため、参入障壁も低く、既存店舗と相次ぐ新規参入組との間で熾烈な競争が繰り広げられている。
1000円カットなど低価格チェーンの勢いは続く一方で、主流だった3000〜4000円前後の理美容室の経営はますます厳しくなっていくでしょう。
低価格チェーンの中でも躍進している「QBハウス」を展開するキュービーネットホールディングスの業績は好調です。
既存店売上高は2019年12月まで19カ月連続で前年を上回っています。
増加率も高く、19年7〜12月は前年同期比8.1%増と大きく伸びています。
19年2月に通常価格を税込み1080円から1200円に大幅な値上げしましたが、それでも格安とあって既存店売上高は向上しています。
低価格チェーンはこれかも成長があり、従来の理美容室の経営は今後も厳しい状況が続きそうです。
生き残り競争には、新規顧客の獲得に向けたPRやクーポンなどのアイデアだけでなく、技術や価格競争力も必要になっている。
また、予約システム、顧客のヘアーデザインのデータ化など、顧客獲得にはIT化と利便性も求められる時代を迎えている。
美容業は歯科医院やコンビニよりも多いと揶揄されているほど乱立しています。
店が増えすぎ、客の取り合い。
その上、不景気なので、倒産ではないが、事業停止した休廃業・解散が増加しているのも仕方がないでしょう。
1000円カットの店を見てしまうと、通ってる美容室に満足はしてるけど7000円は高いなといつも思います。
カリスマ美容師が流行った時代に憧れた層の美容師が凄く多くて余ってるらしいです。
また、経営者の高齢化や人材確保の問題などの問題もあり、理・美容業は小・零細規模を中心に淘汰を余儀なくされている。
このままでは「理容業・美容業」の倒産は、今後も増加する可能性が高いでしょう。
特にこだわりない人は安いところに行くとなれば、こだわりがある人から認められる必要があります。
実力がない店は自然に淘汰されるので当然の流れでしょう。

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