亀田大毅が判定勝利の秘密!IBFチャンピオン

 

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亀田大毅がロドリゴ・ゲレーロに勝利!おめでとうございます。
IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦をライブで観戦しました。
これで2階級制覇を達成し、日本初の兄弟2階級制覇も成し遂げた。
また最大の目標の史上初となる3兄弟同時世界王者も達成!!
しかも、ギネス記録に認定されたのだから素晴らしいです。
会場で観ていて「んっ!いつもボクシングとは違う!」と思いました。
闘争心丸出しで接近戦を封印して距離をとってコンパクトに攻め立てるスタイルをはじめてみました。
ファイターがアウトボクシングに徹底していて、序盤からゲレーロがイラついていましたね。
最終的に大差の判定結果には驚きました。
その秘密は何か・・・やはり、採点基準が最大の理由だと思います。
亀田陣営が研究して勝利にこだわった結果でしょう。
「テンポイント・マスト・システム」はいまや各階級で主流になっていて、
亀田セコンド側の作戦上の勝利だと思います。
各ラウンドでどちらかを必ず10点と採点する方式が亀田に有利になったようです。
二人がダウンしても9―8にしない。小差でも各ラウンドで10―9と差をつけるのが目的です。
各ラウンドで点差を明確にして合計採点の誤差を少なくして、選手が積極的に打ち合いにですのを目的にしている。
課題として、観客にとって各ラウンドの勝敗の足し算でなくて試合全体の流れやインパクトで勝ち負けを決めたいので、ルールと違う結果になりやすい。
判定員のジャッジの嗜好が顕著にでやすいのも弱点です。
採点基準は四項目で「有効打・積極性・防御・試合展開の支配」で、
ジャッジに次第で、積極性より防御を重視する場合もある。
今回の世界戦では、
大毅がゲレーロの圧力をうまくかわしながら細かい効果的なパンチを頻繁にジャストミートしていて判定勝ちでした。
ゲレーロはサウスポーにスイッチしたり、揺さぶりを仕掛けていたけどあまり意味がなかったです。
大毅の冷静なボクサースタイルは、素晴らしかったです。
左ジャブで慎重に距離を確保して、接近戦を避けるために懐に入らせなかった。
まら、終盤にラッシュを仕掛けて手数でゲレーロに勝った感じです。
一方でゲレーロの有効打は少なかった印象をうけました。
亀田家の夢実現を素直にお祝いしたいです。
興毅は日本人初の3階級制覇を達成し、和毅も初挑戦で世界王座獲得に成功!
大毅は世界戦で3敗もしているからプレッシャーは異常なほど重荷だったはずです。
猛暑での練習中に吐血したほど過酷な練習と減量でギリギリこの一戦に調整してきたようです。
自分だけの精神力だけでは困難だったはずです。
兄弟・父親・セコンド人・ファンらの支援があったからチャンピオンになれた!と大毅が感謝のコメントをしていて、ボクサーの資質もさることながら人間性も成長していると感じます。
12月開催予定の毎年恒例の亀田祭りでは、3兄弟3大世界戦をやるのが楽しみです。

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