亀田興毅なぜ悪役キャラ?ボクシングの興行集客の悩みとリスク
亀田劇場がかつて世間を賑わせていた。
ボクシング亀田三兄弟の長男、元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏が某スポーツのインタビューに応じた。
その内容が興味深いです。
現在はプロボクシングジム「3150ファイトクラブ」の会長として競技の発展に貢献しています。
現役時代はタメ口やパフォーマンスで世間から批難も浴びていた。
今は穏やかで丸くなっていて、当時の面影は全く感じない。
井上尚弥のように圧倒的な強さが有ればキャラ設定する必要はなかったかもしれません。
しかし、すべてのプロボクサーが井上尚弥に匹敵する逸材にはなれない。
そのためキャラを演じて作り上げて、インパクトを与えたり集客を狙うのは一つの戦略かもしれません。
亀田家にしても世間から好き嫌いの脚光を浴びながら、時代の潮流を作ったのも事実です。
ボクシングファンなら、他にも強い選手をあげるかもしれませんが、世間の誰もが知ってるほど有名ではないです。
また、井上尚弥選手のように日本歴代の選手たちの中でも強さと評価を受けた選手であっても、有名人だとしても、井上選手の試合を会場やテレビなど見たこと無い一般人が多いそうです。
残念ながら、日本ではボクシングは今のところマイナー競技になっているともいえます。
世界チャンピオンでもボクシングファンしか認識していないケースが多い。
亀田家がボクシング界に現れる前のボクシング界は世界戦でもテレビ中継されない程不遇だった。
キャラを際立てることで下降線の一途を辿っていたボクシング界に世間の注目を集めたという点は評価に値するでしょう。
大衆から好かれるキャラを作るより、嫌われるキャラの方が作りやすいという意見もあります。
悪童となり嫌われると、応援はされなくても相手が応援されるので、その結果として見る人が増えるからです。
さらに、ビックマウスで挑発しながら、結果を出し続けるとより効果が絶大になり話題になる。
ただし、生活のために、悪役を演じてキャラを作り上げて有名になるのは、相当のリスクを背負う。
あらゆる格闘界で有名な人ほど、良いキャラの人が多いのも事実です。
できることならば良い人の方が最適なはずです。
ヒールとして認められるには、競技での実力と結果が絶対条件になるし、結果を出しても認められないケースもある。
賛否ありますが、亀田興毅氏がそのリスクを乗り越えて引退後の今があると言えるでしょう。
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