100円ショップ消滅危機?物価高騰等で脱100円、セリア・ダイソー等100円均一が困難
今まで「100円」で支持を集めていた業態や商品が、続々と「脱100円」に切り替えてきました。
100円業態は消えてしまうのでしょうか。
そもそも100円で買えるということに価値があるのでしょうか。
100円玉をもって買い物に行くのは減っていますが、今後の100円業態はどのように展開していくのか気になります。
■100円ショップの名称はどうなる?
ダイソー、3COINS、セリアといった、100円ショップが銀座に相次いで出店しています。
銀座は100円ショップが席巻する界隈になっています。
大創産業は3業態を一度に銀座に出店しました。
ダイソー以外の2業態は、100円ショップではありません。
300円ショップ業態の「スタンダードプロダクツ」、300円や500円が主流の雑貨業態の「スリーピー」でした。
100円ではない業態にも消費者が来店しているの実情です。
西銀座デパートに出店した「3COINS+plus」では、1000円や1500円の商品も取り扱っています。
実際に100円ショップ大手4社のうちで、明確に「100円しか扱わない」と宣言しているのはセリアだけです。
他3社(大創産業、キャンドゥ、ワッツ)は、すでに高価格帯商品を導入しています。
100円で値付けしていた物を値上げしているケースはまだほとんどありませんが、今後はそのような商品も増えてくる可能性があります。
これからの100円ショップは、低価格雑貨店という呼び方がふさわしい業態になるかもしれません。
最安値の申し子となった100円ショップという名称を尊重しながら、コストパフォーマンスを追求するのであれば100円以外の価格であっても構わないでしょう。
一方で、様々な価格帯の商品群を増やすことで、100円限定では品揃えするのが難しい商品群が、100円ショップで販売されるようになってきています。
そのお陰でメリットといえるのが、幅広い商品を取り扱うことで、顧客満足度の向上を目指せます。
脱100円という流れは、消費者にも買い物を楽しめる可能性が高まると考えられます。
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