QRコード決済が電子マネー抜く利用増!2021年取扱高7割増の過去最高
日本でQRコード決済の市場拡大が続いている。
キャッシュレス推進協議会の調査によると、2021年の取扱高は前年比7割増の7兆3487億円と、過去最高を更新した。
交通系ICカード「Suica」(スイカ)などICチップを利用したプリペイド型の電子マネーを初めて上回り、少額キャッシュレス決済の主役に躍り出た。
電子マネーがうかうかしているのを横目にして、新興キャッシュレスが追い抜いたといえます。
既存の電子マネーの多くは手数料が高すぎです。
モバイルQRコード決済を受け付けるところが広がっています。
決済ビジネスは2 Sided Modelですから、利用者と利用できる場所の両方を拡大する必要があります。
利用側も店側も導入コストが低いというのはニーズがあったということです。
電子マネーの読み取り端末のコストが高止まりしていた、ということが決定的でした。
初期段階では利用者の拡大キャンペーンを実施します。
特にPayPayは、手数料無料やポイント爆増のキャンペーンで、普及に努めました。
その利用者の送客効果で受付マーチャントが増えています。
毎日利用するスマートフォンがベースになっているのもモバイルQRコードが強い理由といえるでしょう。
PayPayがダントツのシェアですが、今後はd払い、auPay、楽天ペイなどが徐々にシェアを伸ばすと想定されます。
既にQRコード決済は電子マネーを抜いているが、地域別の普及率が課題になっています。
関東が最も普及していないというデータは興味深いです。
店舗側の導入コストを抑えられるのと、地道な営業によって拡大をもたらしていると考えられます。
QRコードは安価な導入コストの決済機能として普及しましたが、電子マネーほど便利ではありません。
これからの進歩を期待しています。
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