ドライブスルーがAI化!マクドナルドがApprenteを音声認識スタートアップの買収の裏側

 

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マクドナルドが、店舗での注文を受ける際に音声認識システムを手がけるスタートアップ「Apprente」のを買収すると公表しました。
ドライブスルーの運営効率化を目的にしていて、導入されると乗っている自動車からの注文をAIが聞き取る可能性が高いです。
マクドナルドはビッグデータに基づくパーソナライゼーションサーヴィスを提供する企業も買収しており、店舗運営のデジタル化を目指しているのが明らかです。
マクドナルドが2019年3月、あるスタートアップを3億ドル(約324億円)以上で買収した際には驚きをもって迎えられた。
その企業とは、ビッグデータに基づいてパーソナライゼーションサーヴィスを提供するDynamic Yieldである。
Apprenteはファストフードや低価格のレストラン店などでの注文の聞き取りに特化したAIを開発している。
ニッチな市場に思えるだろうが、確実に需要はあったということだろう。
マクドナルドの目的は明らかである。
 
■必要性を討論
ドライブスルーの注文をAIにするというのは、興味深い取組みですね!
スマホ上で事前に注文するものを登録しておいて、ドライブスルーの装置に順次読み取らせていけば並んでる順番通りに提供できる試みはいかがでしょうか。
注文の聞き間違いが皆無になるしオンライン決済対応できます。
日本での展開を想定して考えてみますと、音声認識よりも、タブレット端末やスマートフォンが普及していることを活かして、車内から注文をできたほうがオーダーの精度も向上すると思います。
また、提供までのスピードも向上しそうです。
その一方で、事前注文でいいケースももちろんありますが、ふらっと寄りたくなった時に、運転しながらスマホ操作できないですし、面倒なので直接注文したい人は相応数いると思います。
クーポン使いたい、ポテト塩抜き、ハンバーガーケチャップ抜き等のマニアックなケースにも対応できるAIならば、とても楽しみです。
さらに、日本の現状のヒト不足の状況下では、注文を受けるところだけの自動化より他に優先するほうが良い事項がある。
来店してからお客様に提供するまでの流れを自動化させるのを優先すると、店舗運営の軽量化につながるでしょう。
ところが、AIによる音声解析が必要なのは、言い方が微妙なものが色々多い中で分類分けする必要がある場合が中心です。
しかし、マクドナルドなどの大手ファストフードはタッチパネルでの注文で事足りるほどパターンは有限で実際に限られています。
実際にタッチパネルが既にクレカ決済まで含めて可能になっている国にもあります。
ドライブスルーは商品の受け渡しのときに窓から手を出す。
備え付けタッチパネルで本質的には済むし、それが嫌ならスマホアプリから出来るようにするのが優先順位は高いはずです。
資源が無限ならやってもよいだろう。そうではない。
ドライブスルーをAI音声解析に変えることによりそこまで改善する意義が不明確な現状にも門外があります。
もう少し大事なものがなにか考えて欲しい!という声もあります。
マクドナルドのような企業ですらテクノロジーの力を貪欲に取り入れようとしていることを示している。2019年という時代にあっては、思いもかけないような分野でもハイテク化が進んでいるのだ。

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