女性4人に1人が70歳以上!国内の高齢者が過去最多
65歳以上の高齢者の人口は2020年9月15日、前年より30万人増えて3617万人と過去最多となった。
総人口に占める高齢者の割合(高齢化率)は28・7%で過去最高を更新した。
70歳以上の割合は22・2%。女性に限ると、25・1%で初めて「4人に1人」に達した。
【写真】高齢者人口と総人口に占める割合の推移
21日の敬老の日に合わせて、高齢者人口と総人口に占める割合の推移について、総務省が推計した。
高齢者の女性は2044万人(女性人口の31・6%)、男性は1573万人(男性人口の25・7%)。
1947~49年生まれの「団塊の世代」を含む70歳以上の人口は2791万人と、前年より78万人増えた。
高齢化率は201カ国・地域中で世界最高で、2位のイタリア(23・3%)、3位のポルトガル(22・8%)を大きく上回る。
一方、高齢者の就業者数は16年連続で増え、892万人。これも過去最多を更新した。
就業者全体に占める割合も過去最高の13・3%。就業者のうち、役員を除く雇用者は503万人いるが、その77・3%が非正規雇用です。
現在の雇用形態についた理由を聞くと、男女とも「自分の都合のよい時間に働きたい」が3割を超え、最も多かった。
高齢化率は今後も上昇を続け、71~74年生まれの第2次ベビーブーム世代が高齢者となる2040年には、35%を超える見込み。
政府は団塊の世代が75歳以上になる25年を前に社会保障制度を改革し、高齢者の就労を促す方針を打ち出しているが、医療費負担の議論などは決着していない。
健康寿命が延びるんなら、高齢でも社会保障費用がそこまで膨らまないから高齢化がそこまで悪いことでもないという意見すらあります。
しかし、実際は介護サービスや施設利用し始めて20年とかいうのがざらにいて社会保障費用が膨らみ続けている。
社会保障費用を賄うには、なるべく使わなくて済むように健康を維持してもらいつつ、税金を徴収する世帯そもそもの分母を増やす必要があるから、やはり少子化対策と健康寿命を伸ばす対策の両面が必要でしょう。
スウェーデンを始めとした北欧諸国では、自分の口で食事をできなくなった高齢者は徹底的に嚥下訓練が行われます。
それでも難しいときには無理な食事介助や水分補給を行わず、自然な形で看取ることが一般的です。
人間らしい死の迎え方だと考えられていて、胃に直接栄養を送る胃ろうなどで延々と生きながらえさせることは虐待だと見なされています。
消費税25%でこのぐらい割り切って、やっと高福祉国家が成り立っています。
それでも高齢者が増えてきて、移民の労働力と納税に頼らざるを得ない状況です。
常に受け身の姿勢で不公平感ばかり募らす今の若者世代は、自分の親の介護までは考えられないだろう。
自分の親の介護まで真剣に考えて20代30代を過ごしてる若者は一体どれくらいいるかな?
余力のある親世代自体が少なくなってくるし、それを支える現役世代もジリ貧。
介護施設に預けると言っても、人手不足や社会保障費増で結局どこかへ負担を押し付けてるだけで社会全体では何の解決にもならない。
婚姻数と母親の絶対数の減少が続いていく少子化人口減の流れに乗ってしまった以上、子供を増やして社会保障を考え直す仕組み作りはもう限りなく不可能に近い。
残酷な言い方だけど、今の日本はもはや子供を増やして云々などと悠長な目線で政策を熟考している暇すらないです。
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