無断キャンセル減らない理由と対策!忘年会とりあえず予約が問題

   2022/03/07

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無断キャンセルは3000円~5000円程度の店で多く、予約全体の5%程度という調査結果があります。
忘年会シーズンで書き入れ時であるはずの飲食店は死活問題です。
飲食店に予約を入れていたにもかかわらず、店に連絡がなくまたは店の連絡を無視して来店しない「無断キャンセル(No Show)」が横行しています。
数十人とか数百人クラスで、キャンセル料をとらないなんて、予約制度が問題山積みです。
飲食店は、キャッシュレスやネットでの決済をしていない店舗が多いので、こういう事態が発生してしまうのです。
予約は全てネットにし、事前決済を原則にすれば、無断キャンセルが減るでしょう。
なぜ無断キャンセルは起こるのだろうか。
1つ目が、無断キャンセルを意図的に行う悪質なケースです。
最近では、ぐるなびなどの予約サイトを利用して予約をすると、来店後にポイントをもらえるサービスがある。
来店しなければポイントはもらえません。しかし、店側が繁忙などの理由に予約サイトの管理画面上でキャンセル処理をし忘れてしまうことがある。
その結果、来店予定日時が過ぎた後に来店ポイントだけが自動的に処理されるため、悪質なポイント狙う人間は「カラ予約」しているようです。
このような悪質なケースは少数派とはいえ、お店側を騙す行為は許されないです。
大部分を占めるのが、2つ目の「予約したことを忘れている」ケースだ。
無断キャンセルをした理由のトップは「とりあえず場所を確保するために予約」(34.1%)。その後に「人気店なのでとりあえず予約」32.5%、「予約したことをうっかり忘れた」30.2%が続く、とのこと。
結局は利用者数を追い求める施策よりも、ファンになってくれる顧客をどう増やせるかというLTV最大化に向けた施策をしっかりやるということが重要です。
TableCheckが抑止につながっているという事例は注目です。
飲食店にとっては打撃が大きいので、予約信用スコアを共有できるシステムを導入して食べログやホットペッパーなとが運用すれば少しは抑止に繋がるでしょう。
結局は信頼関係であり、モラルの話なのかもしれないけれど、「無断キャンセル」問題は後を絶ちません。
飲食店だけではなく、アプリ予約が簡単にできるようになったタクシー業界も泣き寝入りが多いといいます。
日本もキャッシュレス文化になってきたので、事前決済やデポジット制度を業界全体で導入するのも一つの良い方法です。
予約サイトが全てクレジットカード登録前提にして、キャンセル料をお客様から徴収したり、レストラン予約サイトが飲食店向けに保険を販売してリスクヘッジするなど、お客様とお店の間だけで解決策を考えるのではない施策と実行して欲しいです。
海外のホテルなどはデポジット方式が普及しています。
いずれにしても、予約時にクレジットカードと紐付けるのを推進するのが問題解決の一つになりそうです。
また、ネットによる予約だけにしてくれた方が、お客様も電話しなくて済むし、クレジットカード登録前提でキャンセル料を徴収できるほうが手間が省けます。
クレジットカードの事前登録も効果大でしょうし、今後は信用スコアのようなものによる割引なども考えられそう。
電話で予約するのは、お店にとっても個人にとっても不便なので、インターネットでの予約に切り替えるほうが良いでしょう。

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