独身男性が短命で死因は?健康継続にお金必要な理由
未婚女性も既婚男女も長生きなのに、なぜ未婚男性だけ短命という説があります。これは本当なのでしょうか?
未婚男性が短命であるという要因を死因から検証している調査結果が興味深いです。
そては2020年における男性の死因を有配偶と未婚別に比較した調査内容です。
データは45-64歳の現役世代といわれる働き盛りの男性の死因を配偶関係別の構成比と年齢全体の構成比と比べています。
右側に伸びているプラス表示が、全体の構成比より上位となっているのを表示しています。
つまり、属性の死因が高いのを理解できるようになっています。
注意すべき点なのは、あくまで死因構成比を比較しているだけであって、死亡率ではありません。
では、実際にデータ分析してみると、一目瞭然な結果が明らかになりました。
有配偶男性と未婚男性とでは、その死因構成に大きな違いを内在しているが鮮明です。
有配偶男性が上回るのは癌(がん、悪性新生物)だけです。
その他の各種病気については、ほとんど未婚男性のほうが上回っています。
このデータでは未婚男性の中で最も高い死因比率は、腎不全です。
それに続いて、高血圧性疾患、糖尿病となっています。
糖尿病や高血圧性疾患などは、未婚であるがゆえの生活習慣に起因する要素が大きいと考えられます。
ちなみに、未婚男性に間でガン疾患の死亡が今回の調査結果では少ないのは、必ずしも癌への耐性が強いわけないことを誤解してはいけません。
おそらく、癌に発病する以前に生活習慣病によって死亡してケースが多いと推察されています。
未婚男性が短命な理由は生活習慣、その中でも特に食生活の影響が大きいようです。
食事による満足感を得ている人にとっては自制するのは大変です。
また医者に通わないという意見も妥当だと思われます。
今の時代、健康であり続けるには経済力が必要であって、結婚するにしても健康も資金が必須になっているようです。
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