救急車サイレンに苦情と音量下げれない理由
救急車の「サイレンがうるさい」「音を消してくれぇ」などの苦情が、全国の消防本部に寄せられています。
救急車が始動しているとき、一定音量より下げて走行できないのとサイレンの音量基準は法令で規定されています。
救急車のピーポー音の負担を減らすため、様々な工夫を凝らしています。
東京消防庁によると、同庁の管内に2021年、救急車などのサイレンに対する苦情要望が400件以上も寄せられたそうです。
約190件は同一人物によるもので、これ分の回数は嫌がわせにも思えます。
東京に限らず、大都市圏での消防局でも、同様の声が毎年寄せられているようで、増加傾向は確認できなかった。
苦情の内容は「眠った赤ちゃんが起きちゃう」「何度も聞くと不安になる」「早朝や深夜のサイレン音を止めてほしい」「サイレン音、マイク音のアナウンスが迷惑うるさい」などがといった具体的な理由もあるという。
サイレンに関する苦情の話を聞くと、最近はコロナ禍でストレスがたまっている人も多いかもしれません。
それでも以前より、音や呼びかけに気を使うようになったという。
■サイレンと警光灯、法令で義務づけ
救急車や他の緊急自動車は、現場に向かうときの走行中、サイレンを鳴らしながら赤色の警光灯をつけるのが義務づけられている。
サイレンの音量は、前方20メートルの位置において90デシベル以上120デシベル以下と規定されています。
これ以下の音量で走行するのは法令違反になってしまう。
夜間の住宅街であっても、歩行者や自転車の通行の可能性があるので、事故防止のためにサイレンで注意と警告しなければならないと必要がある。
とはいえ、サイレンの音を聞く度に、助かってくれたら良いのにと思うだけで、迷惑やうるさいとは感じない人の多いでしょう。
いつの日か誰もがお世話になる事態に陥るかもしれません。
救急隊員、消防隊員の職員の方々は、命を救うために仕事しています。
それを考えると、サイレンの音がうるさいとは文句言えないです。
救急車に遭遇するときには、救急車を行かせるために停車する車のマナーは良いと感じます。
この記事へのコメントはこちら