Workrooms使い方!仮想空間でビジネス会議が捗る、PC反映・ホワイトボード等
Metaの「Horizon Workrooms」(Workrooms)には、面白い要素がたくさんあります。
VR機器を使って仕事をするときに不安なのは、目を覆ってしまうので周囲が見えないことです。
紙でメモはもちろん、ペンすら取ることも難しくなります。
しかし、バーチャルリアリティ用デバイス「Oculus Quest 2」(Quest 2)は、そのような問題をある程度解決しています。
外界を確認する「パススルー」機能を利用すると、周囲の様子を認識できるでとても便利です。
白黒で解像度の低い映像になるとはいえ、Workrooms内でもかなり利用価値が高いです。
現段階では、周りの障害物などで会議などが中断しないようになっています。
目の前にある現実世界のイスやテーブルを察知して、バーチャル上で活用できる領域を表示してくれたり、他にも様々な安全仕様が働いています。
その他に重要な機能として、仮想空間にパソコンを持ち込めます。
資料や案内を会議で提示したり、会議中にメモを取るにしてもパソコンは必須です。
バーチャル会議であっても、パソコンを利用できないとかなり不便です。
そこで、Workroomsでは、ご利用のパソコンに特定のアプリをダウンロードすることでQuest 2と連携できます。
すると、実際の「PC画面」を仮想空間の中に表示することができます。
操作性や画面遷移のタイムラグや遅れはほとんどなく、快適に仕事できます。
また、利用中のPC自体を認識させて、バーチャル空間上に表示できます。
この仮想PCは、Quest 2が「キーボードを画像認識して、仮想空間に持ち込む機能」を使ったもの。
特にPCの認識は、現状、2020年モデルのMacBook Proのみが対象だそうです。
形が一定で多数出荷されている製品だからだと考えられています。
Metaは将来的に多種多様のキーボードやPCも追加していくそうです。
会議で使える機能は他にも用意されていて、「ホワイトボード」ではコントローラーを使って机や壁に絵や文字を描けます。
PCからテキストや資料などを貼り付け、書き込みすることも可能です。
Workroomsはウェブサービスと連携していて、ホワイトボードの内容や、PCからシェアした画像もそのままウェブサービス側に記録される。
さらに、ウェブサービス側から、Questを使わず会議に参加できます。
Quest以外からの参加者は、アバターではなくZoomのようなカメラ映像で会議に入れます。
3Dモデルを活用したデザインや他、いまのままで代替手段が解決できないVRの特性を活かせる会議であれば、利用するのは良いでしょう。
デバイスが普及さえすれば本当の意味での実用レベルに到達できるのが待ち遠しいです。
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