イータ株の隠蔽?新型コロナ変異株のウイルス即時公表に意味あるの?

   2021/09/16

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新型コロナウイルスの変異株「イータ株」が2020年12月以降、国内の検疫で18件見つかっていたことが判明した。
厚生労働省が9月3日までの集計として公表した。

イータ株は昨年12月に複数の国で初めて確認され、2021年3月に世界保健機関(WHO)が「注目すべき変異株(VOI)」に指定した。

警戒度合いはアルファ株やデルタ株などの「懸念される変異株(VOC)」より低い。

 日本国内では、国立感染症研究所による分類でVOCやVOIに指定しておらず、8月末までは公表対象になっていなかった

 このような報道があると、お決まりのパターンとして以下のような意見が飛び交います。

「厚労省、イータ株が発見されたなら、どうして昨年12月の段階で公表しない?

集計うんぬんは後回しにして、国民に知らせるべきでは?もう隠蔽するのは止めていただきたい。」という内容です。

確かに状況しらないと不安だから、情報公開を求めたい気持ちはわかります。

しかし、変異が確認されるたびにスグに公表することが正しいとは思えないです。

そもそも、コロナウイルスが変異たと伝えられたところでその情報をどう解釈すればよいのでしょうか。

感染力が強いのか弱いのか、重症化するリスクが高くなったのかどうかを認識できない。

見つかりました!と言われたところで何の意味があるのでしょうか?

ちなみに、7月の空港検疫での陽性者は外国籍151人、日本国籍212人。

7月の外国人入国者数は59,466人、日本人帰国者は51,672人てした。

つまり、陽性率は外国人0.25%、日本人0.41%で日本人帰国者のほうがウイルス持ち帰りは多かった。

過去にアルファ株やデルタ株の蔓延の引き金になった水際対策はいまだに改善されていない。

ラムダ株もミュー株にしても、市中感染に発展する恐れもあります。

現在、約60か国・地域からの入国者と帰国者は検疫所が指定する待機ホテルへ入国後3日間~10日間を住まわせ様子見されています。

全ての入国者・帰国者が対象になるとは限らない。

全員対象として検疫所が確保する待機ホテルへ少なくとも数日間待機させるのが望ましいです。

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