13年ぶりアルツハイマー病の新薬承認!認知症の治療薬の効果・評判
アルツハイマー病は、認知症全体の7割近くを占めています。
アルツハイマー病が発症する原因として、アミロイドβ(ベータ)というたんぱく質が脳内に溜まって悪影響を及ぼすと考えられています。
アミロイドベータが神経細胞を破壊させることが脳機能を麻痺させています。
アルツハイマー病は、60歳以上のご年配に多いとされていますが、若年層アルツハイマー病という世代からを発症するケースもあります。
近年では、原因物質とされるアミロイドβの蓄積が発症の20年も前から始まっていると言われています。
「アデュカヌマブ」(製品名:アデュヘルム)は、そのアミロイドβを除去してくれる効果を期待できる薬として注目されています。
神経細胞が損傷するのを予防してくれる画期的な治療薬です。
アルツハイマー病の治療薬として新薬が承認されたのは2008年以来13年ぶりです。
今までの治療薬は破壊されていない神経細胞を活性化させるのが目的でした。
しかし、これでは症状の進行や悪化を多少遅らせるだけで直接的な治療薬ではありませんでした。
今回のアデュカヌマブは、世界初となるアルツハイマー病の根本的な治療薬として承認されたました。
これは歴史に残る偉業であり、医学の発展につながる画期的な進展でしょう。
アデュカヌマブはアミロイドβを取り除く作用を期待できるが、一度壊れた脳の神経細胞を正常に戻すことは困難です。
そのため、定期検診を怠らないで早期発見すること。
もし異常が発見されたら、できるだけ早い段階で治療を始める必要があります。
なお、認知症薬を開発したバイオジェンが公表した資料によると、同新薬を使った年間治療費は5万6千ドル(約610万円)になるそうです。
経済効果として、バイオジェンと開発しているエーザイの株価が一時ストップ高になるほど話題になりました。
アルツハイマー型認知症治療薬候補の「アデュカヌマブ」について米食品医薬品局(FDA)が承認申請を認めると発表したのが好材料になりました。
これにより好感した買いが集まっています。世界初の承認ともなれば、好感となり買いの勢いに繋がったと考えられます。
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