スペースXが着地成功!テスト5回目で爆発しないスターシップの朗報
米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は2021年5月5日、アメリカのテキサス州で大型宇宙船「スターシップ(Starship)」の5回目となる飛行試験を実施した。
今回は爆発しないで初めて着地に成功したことが話題になりました。
無人試験機「SN15」はテキサス州ボカチカ(Boca Chica)から午後5時25分(日本時間6日午前7時25分)前後に打ち上げしました。
高度がおよそ10キロに到達したことで、一連の機動飛行を行った。
今までの過去4回の全ての試験機が爆発してしまった。
今回の成功はスペースXにとって大きな成果となった。
もっとも試験飛行が何も問題がなかったわけではありません。
着地した途端に全長約50メートルの試験機の下部から小規模な炎が上がった。
動画によると、火はすぐに消化された模様を確認できました。
スペースXによると、燃料にメタン使用しているとこのような出火は珍しくないそうです。
設計を見直して改善修正を行っているようですが、月に着陸するのが楽しみです。
SpaceXが失敗と改善を短期間で何度も繰り返すやり方を貫いています。その一方で、NASAのSLSはとても慎重です。
ボーイングで1号機のコアステージの製造は2014年にスタートした。
2020年1月にようやく完成しました。ミシシッピ州のステニス宇宙センターに運搬されました。
ホットファイアテストが成功し、ケネディ宇宙センターに運び込まれてアセンブリに達しました。
2021年11月に初飛行の予定になるまで、スペースXと比較すると時間がかかりすぎです。
SpaceXのように、失敗を繰り返しながらデータ収集しながら改善改修調整していく方法のほうが理にかなっているのかもしれません。
資金があれば何度もトライ・アンド・エラーを繰り返せるというのも実情でしょう。
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