30年ぶり記録更新!藤井聡太七段、最年少タイトル獲得の将棋棋聖戦五番勝負
将棋の最年少棋士・藤井聡太七段が偉業を成し遂げた。
7月16日、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)に勝利、シリーズ成績3勝1敗で、棋聖のタイトルを獲得した。
現在将棋界で最強の呼び声高い渡辺氏を破っての棋聖獲得は凄い事です。
羽生さんが7冠を全てを獲得した時の勢いを思い起こします。
17歳11カ月で史上最年少のタイトル獲得には歓喜と驚きが渦巻いた。
従来の記録を30年ぶりに更新、将棋界初の「17歳タイトルホルダー」となったのは素晴らしいです。
新型コロナウイルス感染拡大を受けた対局延期により、最年少でのタイトル挑戦も危ぶまれていた。
しかし、公式戦が2カ月空いた6月以降の過密スケジュールの中での対局だったが、終盤での形勢逆転はお見事です。
最後まで全力で臨む姿勢と熾烈な戦いの経験と日々の努力や対局の動向から鋭い読みによる賜物だと思います。
現役最強の魔王・渡辺棋聖を正面から堂々と打ち破ってのタイトル奪取するとは、この精神力、思考や洞察力は本当に凄いです。
中盤までは苦しい戦いに見えましたが、難しい局面に誘導すると徐々に藤井七段に形勢が傾いたようでした。
激しい終盤戦になったのは、両者の持ち時間が30分を切ってから、互角の展開からの桂馬をもちいての電光石火の寄せは洗練されていました。
渡辺棋聖も一歩も引かないでくらいついて最後まで目が離せない勝負をしてくれました。
初タイトルに王手を迎えて始まった第4局は、先手の渡辺棋聖が得意の矢倉を採用しました。
藤井七段が勝利した第2局の局面を、あえて渡辺棋聖が再現する進行を見せたのは意地を感じます。
渡辺棋聖が2局目と同じ差し回しを選んだところに、得意戦法を打破された雪辱を晴らすべく己の意地とプライドをかけて戦いに挑んだ闘志と気合いを感じました。
そんな状況で渡辺棋聖と4回対局して3回勝ってしまう棋士が藤井七段はとんでもないです。
30年ぶり記録更新、初の「17歳タイトルホルダー」、そのときの相手が現役最強の渡辺棋聖だんて・・・・、まさに漫画を超えて舞台が整いすぎています。
最年少タイトルと同時に、現役最強と言われた渡辺棋聖を破ってのタイトル奪取、お見事です。
これからも精進する事を忘れず藤井棋聖らしい将棋を期待してます。
現役最強の座をかけて二人にはまた素晴らしい戦いを見せて欲しいです。
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