血液クレンジングの問題と誇大広告に批判殺到!エビデンス不十分でニセ医学

   2021/01/02

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国民生活センターによると、各地の消費生活センターには、血液クレンジングをめぐってこんなトラブルの相談が寄せられている。
クリニックでダイエットを勧められ、6回分の血液クレンジングとビタミン剤の代金として約50万円分を支払った。「中途解約を申し込んだところ高額な違約金を請求された。納得できない」
ダイエット目的で1年間で12回の血液クレンジングを勧められ、30万円を支払った。「契約当日に1回、1週間後に2回の施術を受けたが、効果がまったくなかった。解約したい」
芸能人が拡散する「血液クレンジング」に批判殺到 「ニセ医学」「誇大宣伝」指摘も多々あります。
自己責任でやりたい人はやったらいいと思うけど、こんなエビデンスもはっきりしてないものは恐ろしくて自分はやりたくないです。
こういうのって、手を替え品を替え今後も出てくるでしょう。

■エビデンスは不十分
血液クレンジングには本当に効果があるのか。
医療機関や拡散する芸能人の責任をどう考えるべきです。
血液クレンジングによる効果は見込めるのでしょうか?
健康な人が「血液クレンジング」を受けても、疲労回復やアンチエイジングといった効果は見込めません。
自分の血液をいったん体外に出して、オゾンを注入した上で体に戻す「自己血オゾン療法」について、いくつかの疾患に対して効果があったとする研究は存在します。
しかし、エビデンスは不十分で、歴史が長いわりにはいまだに代替医療の一つという位置づけです。
ましてや健康な人にプラスの効果があることは証明されていません。
医学的根拠が何もないものを安易にオススメや拡散できてしまうような形で発信するものではない。
透析だって身体にかなりの負担になるのに、血液のクレンジングなんか自殺行為だと思います。
日本において自費診療で行われている「血液クレンジング」はニセ医学だと考えます。
多くのクリニックでうたわれている効果効能は十分なエビデンスがあるとは言い難く、誇大宣伝だと考えます。
「血液クレンジング」自体は以前からあり、定期的にバズっています。
血液が鮮やかな赤色になりますので、InstagramなどのSNSと相性がいいのかもしれません。
ただし、オゾンは「ほぼ酸素」ですから、混ぜれば「血液は赤くなる」のは当然との意見もあります。
100mLですから少ないです。毒物を除去するのが目的ならば、血液透析のように250mL/分で血液を取り出して、何時間も掛けてフィルターで除去する必要があるそうです。
じっくり考えたらわかることです。
人間の身体にどれだけの血液が流れているのか…。
100ミリ程度であれば、血液検査よりは抜かれるとしても少なすぎます。
それをオゾンで綺麗にして戻します。
中身にあるのは汚れた血液だからたかが100ミリの綺麗なったとしても血液はすぐに元通り施術前に戻るでしょう。
この手の詐欺にハマったら下手したら命に関わるからやめといた方が懸命です。
効果の程も医学的根拠のないものと推測できます。
わからない事は物理的に考える、難しければ置き換えて考えるといいかもです!考えて矛盾点が出たらやめといて正解です。
医療として認められていない物を大々的に宣伝するのはおかしな話です。

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