ペロシ米下院議長の台湾訪問の理由!中国警告と軍事的緊張
アジア歴訪中のペロシ米下院議長が2022年8月2日夜、専用機で台湾入りした報道が話題になりました。
現職下院議長の訪台は1997年のギングリッチ氏以来25年ぶりということで世界中で衝撃となりました。
蔡英文総統と会談するので、中国を刺激をするのは確実です。
中国は対抗措置を警告しました。
中国軍が台湾周辺の6カ所の空・海域で実弾射撃を伴う軍事演習を実施すると発表した。
米海軍は周辺海域に空母打撃群を派遣、台湾軍も警戒態勢を強化するなど軍事的緊張が高まった。
航空機追跡によると、ペロシ氏の専用機は台湾に向かう際、中国が領有権と管轄権を主張する南シナ海を大きく迂回した。
新華社電によると中国外務省は米国に対する「強烈な抗議」を表明した。
訪台後にペロシ氏と岸田総理の会談は、蔡総統が待ち望んでいたそうです。
実現したので、日本・台湾・アメリカは一致団結して中国に対抗していく姿勢を明らかになったのを意味しています。
25年ぶりに台湾訪問を果たした米下院議長によって、習近平は現時点では米国を屈服できないと結論付けたという声もあります。
ロシアの動向の時世、台湾と日本の関係を軽視している日本人は少ないと思いますが、ウクライナとロシアの関係性のアジア版が「中国と台湾」に匹敵しています。
そのため中国共産党はロシアの軍事侵攻を支持しているのであって、ロシアのやっていることを中国が参考にして台湾に対して今後に行動していると考えられます。
もし中国の台湾侵攻が現実になるならば、日本は当然として確実に巻き込まれる。
日本が台湾有事に巻き込まれるのは確実だとはいえ、これを逃れる手段として考えられるのは、台湾有事を起こさせないように、政治や軍事的な圧力が重要になってくる。
また、台湾の半導体事業は、日米の各産業の最重要ですから、良好な関係が必要です。
日本は台湾と国交断絶した後も民間レベルなどで強く結ばれています。
中国側の「一つの中国」論に圧倒されずに、日本政府にはいつまでも台湾と友好関係を継続していうのを願っています。
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