スリランカ破産の原因と影響!対外債務、腐敗政治、燃料不足など
経済危機に直面しているスリランカのウィクラマシンハ首相は2022年7月5日、議会で演説し、国の「破産」を宣言した。
混乱の長期化の見込みが濃厚です。
危機的状況において、ガソリンなどの燃料が相当に不足したり、多くの混乱が横行しているようです。
財政赤字を続ていたスリランカがコロナ禍で赤字幅を拡大しました。
その結果、2021年で政府の借金は603億ドルに達しています。
経常収支も赤字が続き、2021年の対外純債務も523億ドルにのぼります。
スリランカのGDPが825憶ドル程度ですから、何らかの刺激があれば政府の財政が行き詰って国の経済が混乱するのは目に見えています。
GDPは優秀でカントリーリスクが低そうに見えるスリランカですが、腐敗度指数はひどい状態でした。
ビジネスでは政府腐敗が有名だったうえに、政府の腐敗が起因の一つとして破産にまで至ってしまったかもしれないという声もあります。
アジア、アフリカ、中南米で、通貨下落とインフレ率急騰が同時進行している国がいくつもあります。
そのような国々では、対外債務と外貨準備を確認すると、どう考えても返済できない、という国も、いくつもあります。
国の政権側、役人など周囲でお金を動かす人間などの行動や思考が「破産」にまで導くのを認識していおくべきでしょう。
デフォルトは、スリランカだけでは済まない。
日本も他人事ではないのを肝に銘じておくべきです。
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