ユニクロ値上げ1000円も!フリース、ヒートテック等主力商品の価格ヤバい理由
カジュアル衣料大手ファーストリテイリング傘下のユニクロは、2022年秋冬の主力商品を値上げすると公表しています。
今後値上げが予定される主な商品がどれになるのか、なぜ値上げに踏み切るのか、様々な意見が飛び交って話題になりました。
原材料価格が高騰しているので、これに対応するのが理由の一つです。
昔からユニクロ定番といえばフリースですが、一部を除いて、税込み価格が前年の1990円から2990円に大幅上昇という衝撃な価格帯です。
ユニクロが1000円も値上げするのはまさに異例ともいえます。
これまでも同社は一部商品を値上げしていたが、2022年の秋冬物から本気で値上げする姿勢を宣言しています。
素材や機能・デザインの改良を行いながら、刷新した価格で販売する計画のようです。
他の商品は、男性向けの「ウルトラライトダウンジャケット」を5990円から6990円に値上げ。
女性向け「カシミヤクルーネックセーター」は8990円から9990円に引き上げて、値上率は約17%です。
機能性肌着のヒートテックの一部も対象で「超極暖」は1990円から2990円に上がるそうで、値上率はなんと約50%と驚ぎます。
衣料品の価格帯において1990円から2990円に上がるのは衝撃的で、売れ行きに大きな影響を与えることが予想されます。
同じグループの「ジーユー」も一部商品で値上げする。
ファーストリテの柳井正会長兼社長は4月の記者会見で、経済情勢を見れば「安易な値上げはできない」としながらも、原材料価格が「50%アップになれば今の価格は不可能」と話していた。
値上げが相次ぐ食料品への支出が増す一方なのに、収入は急には上がらない。
住居費を減らせないし、光熱費も上がるという状況では、外食や衣料品への支出を削ることを検討せざるを得ないはずです。
ユニクロの値上げもコスト上昇に応分の対応だとはいえ、日用消耗品より買い控えの対象になる可能性は高いです。
高機能素材を用いて付加価値を上げているとしても、ユニクロ商品は今や決して安くはないという印象を消費者に植え込んでいくでしょう。
ユニクロのとしては、売上への影響を覚悟した上での苦渋の決断だと思います。
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