97万件!年金個人情報漏れ、年金機構の謝罪と詐欺対策に疑問
日本年金機構は、10月分の「年金振込通知書」について、宛名と通知書の内容を取り違えるミスが97万2023人分あったと発表した。
対象地域は愛知、三重、福岡の3県の計53市区町村。
通知書を受け取った人から問い合わせが相次ぎ、機構が調査していた。
機構によると、通知書の印刷や発送は計9社に業務委託。年金振込通知書ははがきで郵送している。
到着時に本人がのりづけされている部分をはがし、内容を確かめる。
10月分の通知書には、15日に振り込まれる予定の2カ月分(8、9月)の年金額や個人ごとに違う基礎年金番号、振込先の金融機関名と支店名などが記載されていた。
氏名や口座番号は含まれておらず、「記載済の情報だけで個人を特定することはできない」と年金機構が言っているが本当なのか疑問です。
個人情報が漏れるイメージしか湧かないし、機構内社員でも漏れる可能性はある。
こんな失態があると無責任だとしか思えない。
20〜30件ならともかく97万件はおおすぎだし、謝罪だけに限らず、細かい事実と原因追求と根本的な対処策を実践してほしいです。
他人に自分の年金額が知られてしまうのは不安の声もあります。
漏洩の規模も大きく不信感は募ります。
その気持ちはわかるし仕組みの問題もあると思うけど、これだけ個人情報がうるさく言われているのに怖すぎます。
今回の97万2千件の誤送付された年金振込通知書には、振込先の金融機関名や基礎年金番号の記載もある。
おそらく多くの方々が記憶していると思いますが、2015年に日本年金機構がサイバー攻撃を受けた事件です。
101万人分の基礎年金番号や氏名などの個人情報が流出した事件を思い出したかと思います。
この事件を利用した詐欺電話に対して警戒するように注意喚起されました。
今回も同じくらいの流出数です。
詐欺は、事件などの時流にのってやってくるものです。
今回は、氏名や口座番号は記載されていないので、個人特定を免れると報告されています。
しかし、現在の詐欺は6年前よりも犯罪者たちの技術も悪知恵も向上していて、手口も巧妙化しています。
詐欺の電話がかかる恐れがありますので、厳重に警戒しましょう。
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