JALがLCC事業に本気!ジェットスター・春秋航空日本・ZIPエアの3つ持つ理由
日本航空(JAL)が今までの経営戦略を一転して話題になりました。
それは、格安航空(LCC)事業に本気で取り組んだからです。
JALは2021年6月30日、LCC戦略を発表しました。
3つのLCC系エアラインを傘下にしながら、国内外に展開していく方針を明らかにした。
前日の6月29日には、中国を拠点とするLCC「春秋航空日本(スプリングジャパン)」を連結子会社化した。
50%を出資する「ジェットスター・ジャパン」、2020年就航したばかりの「ZIPAIR Tokyo(ジップエア・トーキョー)」を組み合わせて3社で、LCC事業を加速させようとしている。
JALとしては、コロナ終息後を想定して、どのようなLCC戦略を描いているのか興味深いです。
「ジェットスター」「春秋」「ZIPエア」という3つのブランドを共栄させて一体何ができるのだろうか。
コロナ禍での赤字拡大しているし、LCC戦略での投資も先行している。
航空需要の遅れや、想定よりも需要が回復しなかった場合、赤字が増える恐れを拭えません。
国内・中国・北米と東南アジアで収益アップを図るのを目指すということです。
EU圏や東南アジア諸国はLCCで隣国を行き来するのが普通です。
JALが3ブランドを展開することで、LCC市場が日本でも一層拡大して浸透してくるのを期待したいです。
JALやANAの路線の一部を独立LCCに割り当てなければ価格競争なんて起こらない。
コロナ前に両者とも空前の利益を上げていたのは、国内路線に競争がなかったからです。
コロナ禍で両社の事業が非常事態で厳しいです。
コロナ後にまた寡占市場の弊害が起こるとなると問題です。
中国人観光客が戻るのはまだ時間がかかりそうですし、厳しい経営が続きます。
コロナ明に人の移動が回復してくると、アジア諸国の空域の動きが活発になるでしょう。
欧州で国際間移動がLCCで活発になることで、各国が消費拡大になるでしょう。
LCC拡大路線は少なくとも消費者にとっては選択肢を増やす意味で大きなメリットにつながります。
消費者に支持されているビジネスが発展するのは当然です。
春秋航空は中国での本体の認知があること含めてこのブランドを継続するだろう。
中国を意識した春秋航空日本は大きく成長する見込みがあります。
航空会社はネットワークが重要なので3つのブランドを統合する可能性もあります。
将来はLCCがJALを超えるほど成長すると思います。
セブンイレブンがイトーヨーカ堂を超えて拡大成長したケースと同様です。
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