SNS誹謗中傷に批判!SNS事業者団体がの違反・利用停止など宣言
民放の番組に出演し、亡くなったプロレスラーの女性を非難する投稿がSNS上でされていたことを受けて、SNSの事業者でつくる団体が緊急声明を発表しました。
嫌がらせや名誉毀損などの禁止事項の啓発を実施し、違反があった場合のサービスの利用停止などを徹底するとしています。
匿名アカウントの誹謗中傷は、気にするなと言われても気になるものと思います。
一歩ずつでも良いので、改善していくと良いなぁと思います。
緊急声明を発表したのは、ツイッターやフェイスブック、LINEなどのSNS事業者が先月設立した「ソーシャルメディア利用環境整備機構」です。
声明では、表現の自由や通信の秘密を最大限尊重しつつ、SNSを通じたひぼう中傷などを防ぐさらなる対策を検討するため、特別委員会を設置するとしています。
他人への嫌がらせや個人に対する名誉毀損といった禁止事項を利用規約などに記載するだけでなく、啓発活動を実施していくとしています。
また、違反行為を把握した場合、サービスの利用停止など適切な措置を徹底するほか、被害者への必要な支援も検討していくということです。
さらに「プロバイダ責任制限法」に基づいて被害を受けた人から投稿した人物の情報開示を求められた場合、各事業者は法令に基づく適切な範囲で必要な情報を提供するとしています。
団体は「今般報道されているような痛ましい事態を受けて、実効性ある取り組みを行わなければならない」としています。
匿名による誹謗中傷はフェアではないです。
匿名であるから言いたいことを言う文化ではなく、匿名で言いたいことを言って尊重し合える世の中にならないだろうか。
非難される側も気にしないように強がっていても、実は心に傷を負っている。
匿名じゃないと本音が出ないという意見もあると思うが、匿名であるから倫理観を超えてエスカレートする問題の方が大きいと感じます。
投稿者の住所氏名を容易に開示できるようにするのも抑止効果あるでしょう。
開示手続を簡略化すれば、プラットフォーマーといえども過度な介入は禁物です。
コロナウィルスによる行動抑制がネット時間の増加、SNSの波及を加速させる中、SNSのパワフルさと恐さを感じています。
中傷・誹謗することは当然NGですが、日常的に周囲の人々との会話で「誤解されるかも、気を付けよう」と思うことをさらっと書いている可能性はあります。
SNSは送信が気軽な反面、そんなつもりなかったコメントが簡単に出てしまいます。
AIで攻撃的な文章を発見したらSNSに投稿するタイミングで、「一度考えてみて」と表示するシステムがあるのはどうでしょうか。
投稿内容のチェックはAIで高度に判定しなくても一定のキーワードの検索でも充分ではないかと思います。
これは、繰り返し出てくれば出てくるほど効果があるかもしれません。
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