新型コロナウイルスでイベント中止に政府補償を求める声に非難
新型コロナウイルス対策で政府がイベントの中止延期を要請したことを受け、コンサートなど多くのイベントが中止を発表した。
一方で、関係者からは明確な方針を表明しないうえに十分な補償もない政府への不満の声も高まっています
■自粛要請
2月26日、政府は今後2週間程度、スポーツ・文化イベントを中止延期、規模縮小するよう要請したのを受け、EXILEやPerfumeは同日夜に予定していた公演を中止。
他にも星野源、TWICE、劇団四季など多くのアーティスト、団体が公演中止を発表している。
政府がイベント開催について明確な方針を示したのは、このときが初めて。
これに対して、各方面から戸惑いの声が殺到しました。
「保険」について、注目が集まっているのがイベント中止による損害を補償する「興行中止保険」。
しかし、大手損保3社によると、新型コロナウイルスの感染が原因で中止になった場合は「補償の対象外が原則」だという。
悪天候や交通機関の事故などと違い、被害の規模やリスクが現状で予測できない感染症は、対象になりづらいそうです。
また、今から興行中止保険に加入するとしても、新型コロナウイルスの感染が広まっているので、補償が前提になってしまうので審査も厳しくなると想定されます。
■補償や融資
イベント中止を受けて、Twitterには関係者からの悲痛な声も上がっている大半が、政府への補償を求めています。
これに対して、「政府による補償」「自己責任というのは無責任、丸投げ」と主張する声に対して非難が多発しています。
万が一、政府に補償を求めていたら国が滅びる。
“補償するのは国”という主張がまかり通ってしまうなら、お金の出元は税金を投入することになります。
国ができることは、メルカリなどでのマスクやアルコール消毒類の転売を禁止することでしょう。
天災も含め、こういう想定外のリスクも可能生があることを主催者や興業者は理解するべきです。
「自己責任でイベントを強行」なんて言う人間ほど責任なんか取れない。
政府に支払い求めるのは、税金の投入であり、来年度からその分を国民全員が負担するということにもなるわけです。
自然災害と同じだから自己責任。
強行してコロナ感染したら、管理不足だと訴訟する人間だって出てくるかもしれません。
著名人や芸能人たちも政府批判しているが、受け入れるしかない。
開催を強行すると判断するならば、イベントに出かけて感染したお客が世間から自業自得と非難されたり誹謗中傷を受ける可能性もあります。
また、お客から主催者側を訴えたり、主催者がお金儲けの銭ゲバと非難や揶揄されたり、様々な社会的リスクを抱えることになるでしょう。
飲食店やカラオケ店等々だって、客減ってるんだから。コンサートだって屋外なら台風や雷で中止になることもある。
農産物でも不作なら大損するし、商店だって客入りが悪いとつぶれます。
それぞれがリスク背負いながら経営しています。
今回のコロナの件は予期せぬ事態ですが、国に補償や補填を訴えるのはお門違いでしょう。
要請してなくても、遅かれ早かれこういう流れにはなったでしょう。
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