フェイスブック内部告発者の信念!酷い利益追求と闇を暴露
フェイスブックの元社員が内部資料を米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」にリークして世間を騒然とさせました。
また、米CBSの調査報道番組『60ミニッツ』に実名・顔出しで出演して暴露して話題になりました。
内部告発したのは、Facebookのプロダクトマネジャーとして勤務していた「フランシス・ハウゲン」氏です。
「フランシス・ハウゲンの告白」として注目された。
フェイスブックは自社利益のために憎悪をあおっていると批判しています。
ハウゲンが強めた批判は、アメリカとヨーロッパの政治家たちが繰り返し指摘してきた問題と同じです。
フェイスブックはユーザーや公衆の健全性よりも利益を優先している。
「私がフェイスブックで何度も目の当たりにしたのは、公衆にとって良いこととフェイスブックにとって良いことの対立です。
そこでフェイスブックは繰り返し、自社にとっての利益を最大限にするほうを選択しました。つまり、より多く儲けることです」
Facebookほどの規模になると、公益と自社利益の問題がものすごく大きくなっています。
基本的には公益と自社利益が相反しないように、本音と建前の調整は難しいのかもしれません。
業界を正しい方向へ導いてくれるように成長するのか気になります。
ハウゲン氏は、フェイスブックが2020年の米大統領選後に公衆の安全を危険に追いこんだと非難した。
ハウゲン氏によれば、フェイスブックは選挙終了後に即座にアルゴリズムの変更を元に戻したそうです。
それによってデマの拡散が再び起こったという。
その結果が2021年1月6日のトランプ支持者による米議会議事堂襲撃だ。
選挙終わった途端、選挙前の設定に戻され、会社の売上を優先したという見方です。
民主主義に損害を与えるのか議論が必要となるとはいえ、危険なのは確かです。
利益を出すための本音と建前は、多くの企業にそれなりにあるでしょう。
しかし、社会に対して影響が大きすぎれば、企業としての社会的存在意義が損なわれる。
今後、社会を良い方向に改革していくビジョンがなければ淘汰されてしまう恐れがあります。
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