生ビール190円で稼げる?集客促進のマーケティング商品
「生ビール190円」「生ビール290円」といった看板を街中でみることがあります。
激安ビールの看板を見て「生ビールがなんでこんなに安いの?」と疑問に思ったことはあるでしょう。
居酒屋で飲んでいる生ビールの原価が気になります。
生ビール樽の仕入価格に関しては、店舗での使用量、店舗数、仕入れるメーカーなどによって取引条件がかなり異なりますが、おおよそ平均すると20リットルサイズで9000~1万円程度です。
生ビール中ジョッキの容量について検証します。
気にしていない方も多いかもしれませんが、生ビール中ジョッキの容量に決まりはありません。
居酒屋で使用されている生ビール中ジョッキの容量は、360~500ミリリットルまで店舗によって違いがあります。
例えば、360ミリリットルジョッキに注げるビールの量は、泡を考慮すると中ジョッキ1杯に使用するビールの量は約340ミリリットルとなります。
20リットルの樽をベースに考えると、1樽で約58杯とれる計算となります。
生ビールを1杯190円で販売しても赤字にはなりません。
ただし、利益はほとんどありません。
安価な生ビールを「集客商品」として宣伝することで来店を促し、利幅があるおつまみなどを注文してもらって利益を上げています。
マクドナルドは100円コーヒーを提供することで、利幅が大きいチキンナゲットやハンバーガー類などキャッシュカウとして併せて販売することで稼ぐといった手法です。
居酒屋に限らず、様々な飲食店や違う業態でも活用されているマーケティングです。
また、商品(サービス)を「無料」にしてしまうと「集客商品」とし最強です。
送料無料や手数料0円というのも同様な集客方法です。
ただし、このような戦略もわるくはありませんが、安いだけでは永続的に経営できないでしょう。
その店に高くても行きたい!などの魅力が絶対に必要になります。
多少高かろうと、美味しい店なら通うなど常連客を囲い込むのは重要です。
家で飲んだ方が安い厨や安さで選ぶ人だと、つまみをほとんど注文しないし、付きだしのみとかで帰ってしまう可能性が高いです。
酔いたい人、お酒よりも食事したい人、交際や会食の場として利用したい人、などターゲット層を絞り込むのもイイかもしれません。
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