台風を風力発電で技術革新!羽のない風車が太陽光発電を越える?
世界では、いまでも10億人ほどの人々が、電気をつかえないライフスタイルをしているそうです。
安定して持続可能なエネルギー供給し続けるのは永遠の課題です。
世界中に安全な電力を行き届くようにするのは大切なプロジェクトです。
そこで、風力発電の技術革新を起こし、安心安全なエネルギーを供給する計画が粛々と進展していると話題になっています。
日本国内でも、ベンチャー企業が目標設定して世界に向けて風力発電事業を展開しています。
「垂直軸型マグナス式風力発電機」という「羽のない風車」を応用した風力発電機を開発している会社が期待されています。
「チャレナジー」というベンチャー企業が推し進めています。
太陽光パネルは広大な場所に設置した企業が躍進します。
コスト競争になりやすい土壌では、ベンチャーの価値を発揮しにくい。
再生可能エネルギーといえば、太陽光発電が有名ですが、「風力」に着目しているベンチャー企業に期待されています。
■羽のない風力発電機
風力発電といえば、巨大な風車を思い浮かべる人が多いです。
風力発電は日本人にはほとんど知名度がありません。
ヨーロッパでは、風力発電は広く普及している一方で、日本では広く普及しているとは言い難いのが現状です。
日本は、国土の大半を山が占め、周囲を海に囲まれた環境から、風力発電の設備を置ける地域が限られる上、風向きもひんぱんに変わる。
さらに、夏場には台風が頻発。強い風によって、風車が壊れるリスクも高い。
せっかくの風力を活用できない状況があります。
そこで、こういった課題を解決するために、「羽のない風車」を製造するに至った。
羽がなければ、風向きの変化や強風によって壊れることもなくなるという発想から、「垂直軸型マグナス式風力発電機」が生まれたそうです。
羽根に該当する部分に自転する円柱を入れています。
この円柱に風が当たると、マグナス力(圧力差による力、揚力)が稼働します。
このマグナス力を公転運動に変えて、発電機付き風車を回すという仕組みです。
回転体に風を当てる事で、揚力の方向を揃えて風車を回せるという理屈です。
これに対して、円柱を自転するエネルギーが必要ですが、実際に生み出せるエネルギーは軽減されてしまいます。
また、羽根にに機構を挿入しているならば回転に負荷がかかりやすいです。
どれだけ効率的に電力を生み出せるのかが課題です。
風力発電の弱点になる台風がやってきたとしても、強風を安全にエネルギーに転用できるのを期待したいです。
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