産後うつ原因と改善方法!発症メカニズムの睡眠不足・自殺の危険
出産直後の時期、急な気分の落ち込みに襲われてしまう症状、産後によく見られるうつ病の一種とされているのが「産後うつ」です。
産後1年未満に死亡した女性の死因でもっとも多いのが「自殺」という統計があり、産後うつが疑われるケースも考えられそうです。
■産後うつ発症の原因と危険
出産後に突如として怒りっぽくなったり、泣きじゃくったり、イライラしてどうにもならない状態になったり、他いろいろな症状があるそうです。
極度な感情の変動と気分の落ち込みが継続的に起きる病態が『産後うつ』とされています。
一般的にはこのように定義されているそうですが、ここでいう“産後”には諸説あるようです。
DSM-IV(精神障害の診断と統計マニュアル)では産後4週以内、ICD-10(国際疾病分類)だと6週以内に発症するとされています。
研究によっては1年以内くらいまでとらえる場合もあります。
最近では、妊娠中に発症する場合があるとも言われています。
これらを考慮すると、周産期(妊娠22週から出生後7日未満までの期間)から産後1年くらいにかけてのうつ病という考え方ができるのではないでしょうか」
では産後うつ発症のメカニズムにはどのようなものがあるのでしょうか。
「もともと、うつになりやすい素因があるとされている生物学的要因や、出産後の女性ホルモンの変動で引き起こされる場合が考えられます。
過去にうつ病にかかったことがあった場合や、妊娠中に気分の不安定さがあった場合も発症しやすいと言われています。
しかし、妊娠中に幸福感を感じていた人が発症するケースもあります。
どんな方でもなりうると考えるべきかもしれません」
睡眠不足は原因の中でも大きいという声もあります。
ホルモンのバランスが不安定なままだし、授乳で栄養不足によって風邪をひきやすくなったり頭痛がしたり、乳児を日ごろから抱えて腰痛や手首に激痛で辛いでしょう。
何で泣き止まないのか、一日中機嫌悪いのか、寝ないのか、離乳食を食べないのか…
満身創痍になって、夜中に2時間おきに授乳やあやしたりで起こされることが続き、夜中に涙が止まらない頃が続いている人もいます。
産後のホルモンバランスも崩れていて正常な思考を保てなくなって鬱になるのケースもあるそうです。
極度の睡眠不足、両家実家も遠方、旦那の仕事も出張や残業、飲み会続きで頼る人もなく、子供と2人きり。
家族や友人の助けで乗り切りましたが、いつ 鬱になってもおかしくない状態の人もいます。
出産、育児は母親の身体と精神に大きな負担をかけていると理解して欲しい。
周りの協力が不可欠です。
身近に頼れる人がいたら、産後しばらくは、お願いするのが望ましいと思います。
家事代行サービス券とか上の子を一時保育利用無料券とか行政で考えて実行してほしいです。
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