いびきが原因で経済苦?睡眠時無呼吸症候でCPAP機器の維持費が大変

   2020/08/25

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いびきは放置すると深刻な病気や、睡眠不足による生活への影響を引き起こす恐れがあるので、検査や治療を検討しましょう。
最近は「睡眠時無呼吸外来」「いびき外来」を設けている医療機関が増えてきました。
医療機関では、まずいびきと無呼吸の種類や程度を検査します。
SASや上気道抵抗症候群と診断されたら、治療の必要があります。
特に高血圧などの合併症があるなら、悪化を防ぐためにも積極的に治療しましょう。
治療には「CPAP装置」という呼吸を補助する機械や、マウスピースなどの器具を使用するとともに、減量を目指します。
数年前に、外泊しているときに同室者からいびきがひどいと数人から言われたり、運転中の睡魔がひどいことから、睡眠時無呼吸症候群の検査を初めて受診した人がいます。
重症と診断されてCPAPを始めました。
今では運転時の眠気が驚くほど少なくなったこと、同室者からいびきは聞こえない、と言われCPAPは手放せなくなりました。
ただし、維持費が保険適用でも高いのが経済を圧迫するのですが、止めることができません。
睡眠時無呼吸症候群は完治するとはいねないので苦労が絶えないそうです。
以前、CPAP機器が日本では海外より高額で販売されていたり、医療現場では本体機器をレンタルで買い取りできないシステムになっているなど、さまざまな問題点が報道されました。
医療費が毎年増える日本で安く買えるものが高値でレンタルされるとは驚きともどかしさと感じます。
治療費を節約するためにオーストラリアなどから購入している人もいるようです。
日本で数ヶ月レンタルするなら外国で機器を購入したほうが安いからです。
製品に問題はなく、一般の人達が簡単に購入できます。
社会保障費、医療費が増え続けるのに一部の企業の利益にために制度があるようで納得いきません。
一方、いびきをかいても呼吸は正常、無呼吸でも頻繁ではない、日中の眠気などの自覚症状がほとんどない「睡眠呼吸障害」ならば、スグに治療とはならないそうです。
ただ、いびきが気になって熟睡できない、家族に怒られるほど迷惑かけてしまうなど生活に支障がある場合は、医学的に必要なくても治療対象と考えてよいでしょう。
うるさいだけのいびきでしたら、耳鼻咽喉科で口蓋垂・軟口蓋の切除、あるいは扁桃肥大のある場合は縮小術という方法もあります。
受診する医療機関に迷ったら、鼻やのどに問題がありそうな時や子どもは耳鼻咽喉科、肥満傾向の人は呼吸器内科を受診するのが良いです。

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