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安定して給料が上がり、解雇されにくいほうが、安心して将来設計ができるかもしれません。

これはこれで利点ともでしょう。

しかし、すでに日本は高度経済成長期の栄光の時代ではありません。

経済成長していない日本の現状では、解雇されにくいだけでもマシであって、給料あがらないのが当然になっています。

アメリカにように能力給制度にすれば、若くして高収入を得られるようになるだろう。

しかし、それだけの能力がある人材が一体どのくらい居るんだろうか？

そして期待される仕事をこなせなければ、容易に減俸されたり解雇されるリスクが高い。

新しいことや仕事を変えるなど、チャレンジするより失敗しないように仕事している方が安全だという考えがはびこっています。

これでは企業も人材も成長しにくい状況になっているといえるでしょう。

代わり映えしない人間関係が、ストレになるし職場の様々なハラスメントが起きやすくなる原因にもなります。

業務以前に人間関係でストレスが生じていては、仕事の生産性は下がります。

これだけグローバル化した世界において、もはやこうした仕組みは変えるべきでしょう。

大多数の一般的な能力の人は、今後の日本では今より酷い生活環境になると想定されています。

少なくとも秀でた能力ない人にとっては、ほぼ社会主義みたいな日本のシステムは有難いという声もあります。

そもそも高給を取るにはそれに見合った能力が必要です。

能力もないのに高給を期待するのは無理があります。