フードパンダが日本撤退の理由!上陸1年半、フードデリバリー事業が困難な声
デリバリーサービス「foodpanda(フードパンダ)」の親会社はドイツ デリバリーヒーロー(Delivery Hero)です。
2021年12月22日、foodpanda Japanの運営について2022年第1四半期を最後に売却を発表して話題になりました。
Delivery Heroでは、ドイツのフードパンダの事業縮小と同時に、日本事業の売却を発表したのはどうしてでしょうか?
しかもフードパンダが日本に上陸してわずか1年半たらずで撤退するとは、業界内外でどよめきを巻き起こしました。
フードパンダに注いでいた資本や人材やテクノロジーなどを、他のマーケットや新規事業に乗り換えるのを視野に入れているという。分野、特にクイックコマースにおける成長機会にシフトするという。
ドイツでは、2021年の夏にフードパンダのサービス展開をベルリンで開始しました。
その直後に他の都市にも事業拡大を試みました。
しかし、競合他社の増加や配達員不足などといった問題に対処できない状態になり、ベルリン中心部以外の事業縮小を決定しました。
日本市場で同様の状況が起きているのが判明したので、日本法人の売却を決定しました。
フードデリバリーは難しいビジネスだという声が強まっています。
フードパンダは、日本市場に2020年9月にビジネス展開をスタートしました。
飲食店のデリバリーのほか、食品・飲料や生活必需品などにも対応した「q-コマース」を特徴とし、横浜、札幌、名古屋、神戸、広島、福岡、大阪、さいたま、川崎、北九州、京都、浜松、岡山、鹿児島、仙台、静岡、堺、千葉、船橋、姫路、川口、東京、岐阜、熊本、松山、大分、金沢、高松、宇都宮などで展開してきた。
4月にはデリバリーの「FOODNEKO」も買収するほどの勢いがあったにもかかわらず、上陸からわずか約1年半での撤退となる。
他国の市場と日本市場とでは明らかな違いがあります。
日本の都市部ではコンビニが点在していて、欲しい物を買いやすく24時間営業して便利です。
欧州ではQ-commerceが大きく成長していて、多くの企業が日本への進出を目指しています。
しかし、24時間営業しているコンビニがないヨーロッパなどの市場とは運営方法が異なるので、日本市場への進出はハードルが高いと言われています。
フードパンダは日本で知名度を上げる前に、ローカライゼーションができなかったのかもしれません。
一方で、UberやUberEatsは所々の非難などがあるとはいえ、うまく日本のマーケットに順応していく企業努力を続けている。
その結果、地域密着してきていると思われます。
この記事へのコメントはこちら