五輪テレビ観戦が進化!AIセンサーの最新技術
新型コロナウイルス禍で東京五輪はすべての会場が無観客です。
視聴者はテレビで選手を応援している。
最新のセンサーや人工知能(AI)が中継テクノロジーを支え、新しいオリンピックの観戦を楽しめるようになりました。
選手の動きを細部まで取得して瞬時にデータ化できるようになって、視聴者はレースの途中経過を具体的に把握できるようになる。
テクノロジーの進展によって、観客体験ができる、という点は素晴らしいと思います。
残念ながら無観客試合が中心となっていますので、観客体験や選手応援の仕組みがあると、これまで以上の素晴らしい体験に繋がると思います。
例えば、VRゴーグルによる至近距離の観戦できます。
360度カメラとVRゴーグルを活用し、観戦に適した場所からの360度LIVE映像をリアルタイムで送信し、VRゴーグルを通じて観戦できるようにする。
臨場感を肌で感じながら観戦を楽しめるようになります。
また、陸上や水泳で、今大会は選手がいま時速何キロで走っているのかも画面に表示されるという技術が導入されるというのはかなり画期的なことだと思います。
今まではテレビ中継で伝えるものは主にタイムでした。
東京五輪では選手がリアルタイムで時速何キロで走っているのか画面で確認できる。
100メートルや400メートルなどの勝者が最高速度に達したのはいつか。
5千メートルや1万メートルでは誰がいま加減速しているか、走者間の距離はどのくらいか、その他をリアルタイムで分かる。
こうした情報の取得は、毎秒約2000ものデータを収集するセンサーと位置情報を取得するシステムによって実現される。
今大会では陸上選手全員がゼッケンに小型のモーションセンサータグを装着し、タグがコース周辺に設置された多数の受信機と交信しながら各選手の位置を認識してくれます。
競泳では、プールに設置した機器によって、AIを活用した画像追跡カメラで選手の動きを記録します。
泳ぐスピードを計測し、ほぼ同着のレースも終盤で最も加速したのが誰だったかが分かる。
バレーボールやビーチバレーでもAIカメラを使い、選手のパフォーマンスを計測します。
記録した立体映像データを処理することで、360度リプレーや肉眼では判定が難しいプレーの確認できます。
もちろん、データは選手らのトレーニングにも生かされます。
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