いきなりステーキ激動の興亡史!繁華街から姿消す異変の理由とは?
2013年に創業した「いきなり!ステーキ」は、立ち食いステーキという新業態で、一時は「ステーキ旋風」を巻き起こし、2018年には全国に500店舗以上を展開するまで急成長を遂げた。しかし、その後は急速に業績が悪化し、2023年12月現在では188店舗にまで減少している。
一体なぜ、いきなりステーキはここまで凋落してしまったのか。その原因は、大きく分けて以下の4つが挙げられる。
■1. 過剰な出店
いきなりステーキは、急成長を続けるために、過剰な出店を行った。2015年から2018年にかけて、毎年100店舗以上を新規出店し、2018年には500店舗を超えるまでに膨れ上がった。しかし、急激な出店拡大は、店舗運営の効率化や人材育成の遅れなど、さまざまな問題を引き起こした。
■2. 肉質の低下
いきなりステーキは、創業当初は「高品質のステーキをリーズナブルに提供する」というコンセプトで、多くの人気を集めた。しかし、出店拡大に伴い、肉質の低下が指摘されるようになった。また、店舗によって肉質のばらつきが大きいという声も挙がった。
■3. 価格の値上げ
いきなりステーキは、2021年7月に、肉質の低下を補うためとして、ステーキの価格を大幅に値上げした。しかし、この値上げは、客離れを加速させる結果となった。
■4. 従業員の疲弊
いきなりステーキは、急成長に伴い、従業員の負担も大きくなった。長時間労働や低賃金など、労働環境の悪化が問題視され、従業員の離職率も高まった。
これらの要因が複合的に作用し、いきなりステーキの凋落を招いたと考えられる。
特に、過剰な出店は、いきなりステーキの凋落の大きな原因となった。過剰な出店は、店舗の採算性を低下させ、肉質の低下や価格の値上げなどの悪循環を招いた。
また、いきなりステーキは、創業当初から「高品質のステーキをリーズナブルに提供する」というコンセプトを掲げていた。しかし、過剰な出店を続けるためには、コスト削減が不可欠であり、肉質の低下は必然だった。
いきなりステーキは、2021年8月に、創業者の一瀬邦夫氏が社長を辞任し、外部経営陣による再建を進めている。しかし、これまでの凋落の原因を根本から解決しなければ、再建は難しいだろう。
いきなりステーキの凋落は、急成長を遂げた企業の落とし穴を象徴する出来事でもある。急成長を続けるためには、過剰な出店やコスト削減など、さまざまなリスクを伴うことを理解しておく必要がある。

この記事へのコメントはこちら