炊飯器の国内生産が終るパナソニックに賛否!中国に生産移管の問題点
パナソニックが2023年6月に炊飯器の国内生産を終了すると報道して話題になりました。
国内向けは加東工場(兵庫県加東市)で重点的に生産していた。
しかし、市場規模の縮小を想定されているのを理由に、中国の工場に生産を移管する決断をした。
加東工場は他の事業で活用するとしている。
従業員約500人のうち正社員約100人はグループの他の拠点への配置転換を検討しているとはいえ、大きな混乱を招くのは確実です。
これに対して、様々な意見があります。
目先の利益だけを追求しているという主張があります。
中国に生産拠点を移管すると、生産ノウハウや技術まで盗まれてしまう恐れがあります。
最悪の場合、パナソニック自社の首を絞める結果になってしまう可能性が高いです。
これまでにも何度も似たような事例が多いです。
中国より人件費が安価なのは炊飯器だけではありません。
どうして今ごろになって中国に移したがるのか理解に苦しみます。
パナソニック側の言い分で中国に生産移転していたら、ますます国内の空洞化が進んでしまうでしょう。
最終販売価格に転化してもいいから、国内生産に留めるべきだと思うね。
一方で、電気炊飯器の市場は海外がメインです。
組み上げを国内にしたとしても、分解解析しているので、優秀な人材のヘッドハンティングを防ぐのは難しい。
そうであるならば、いっその事、組み上げ作業を人件費が安い国外で行ってしまい、製造した国から世界各国に輸出するほうが経費削減で効率良いです。
削減できる経費分を優秀な人材への待遇改善にもつながるのを期待できるでしょう。
中国工場と日本工場を比較すると、生産コストは圧倒的な差があると言われています。
中国で生産量を増やすほど不良品が多くなるリスクがあるでしょう。
しかし、それでも日本で作るよりコストを抑えることができます。
DX化によって、人間の作業を少なくしても、機械化で製造できる時代になっています。
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