AI電動歯ブラシ登場「Oral-B iO」効果と口コミ情報
P&GはCESイノベーションアワード2020で行われた記者会見で、AIを搭載した電動歯ブラシ「Oral-B iO」を発表しました。
発売は2020年8月からの予定。
Oral-B iOは「AIがブラッシング指導」というのが興味深いです。
搭載されたAIには、同社が収集した何千ものブラッシングパターンが記憶されており、この情報を基にユーザーのブラッシングの特徴を把握します。
ブラッシング情報はBluetooth接続で専用アプリに送信され、ユーザーに合った適切なブラッシング方法をリアルタイムでガイドするという仕組みです。
つまり、歯科クリニックに匹敵するほどのブラッシング指導が、自宅でも手軽に受けられるのです。
デンタルクリニックでやり方教えてもらっても、具体的に自分に何が課題なのかわからない場合が多いので、その点ではメリットありそうです。
ブラシ部分にはセンサーが内蔵されています。このセンサーでブラシの回転や歯茎にかかる圧力を計測し、適切な圧力でブラッシングができているかどうかを判断。
最適なブラッシング状態のときは、グリップのスマートディスプレーに「スマイルマーク」を表示。
反対に適切でない場合は「不満顔」が表示されます。
アプリがなくても、このスマートディスプレーのコーチングを参考に磨くこともできます。
同社によると、臨床試験で口内環境が改善されたという結果が得られているそうで、手動の歯ブラシよりも効果的なマウスケアが期待できるとしています。
ただし、スマイルマークが出るだけで、個人のブラッシングの癖を把握したうえでカスタマイズした指導をしてくれるのか疑問です。
気になるの価格は、同じくAIを搭載したP&G社の電動歯ブラシ「Genius X(ジーニアスX)」は日本円で3万円前後の価格なので、同じくらいかそれ以上になるのではないでしょうか。
最初は「3万円」の製品も売れるかもしれませんが、歯ブラシに「3万円」出すユーザー層が、日本にどの程度存在するか疑問です。
いずれにしても、他社製品の電動歯ブラシと比べてどれぐらい効果があるものか気になります。
圧力センサーによる警告やアプリによる管理機能はフィリップスのソニックケアーにも搭載されてます。
Oral-B iOを使い続けると、どれほど虫歯予防できるのか、どの程度歯石を取り除くことができるのか。
もちろん、デンタルフロスや歯間ブラシを使いながら習慣化するのも忘れてはいけないです。
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